豊富な知識と経験を持ち、日々たくさんの登山やキャンプ道具と接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目の製品を紹介していただくシリーズ。今回は、石井スポーツ ヨドバシ新宿西口店の荒井俊彦さんに「はじめての車中泊」をテーマに、おすすめのシュラフを選んでいただきました。

■車中泊ではやはり「泊」がいちばん大事

 昨今、“車中泊”の人気が広まっています。車で出かけることで、交通機関など時間に縛られることもなく、旅の自由度が高まります。行き先を変更するにも融通が利きますし、ペットを連れての旅も気兼ねなくできますね。

 とはいえ、最終的には車で滞在(宿泊)する目的地が必要です。車だからといってどこでも泊まれるわけではなく、「RVパーク」やオートキャンプ場など、きちんと許可された場所を選ぶようにしましょう。

 車中泊では文字どおり車の中で寝ることになるので、キャンプ経験があったとしても環境が大きく異なるために戸惑うかもしれません。シートを倒しても平らにならなかったり、窮屈感があったりと、いろいろな制約もあるでしょう。

 そんな中で快適に眠るためには、やはりシュラフが重要になります。季節にもよりますが、基本的には夜は冷え込むものと考えておき、十分に寒さ対策をしたシュラフを選ぶことが大事です。「寒さに強くて、寝やすいシュラフを使いましょう」(荒井さん)ということで選んでいただいたのが、イスカの「エアプラス 450」です。

イスカの「エアプラス 450」

■リミット温度が-7℃くらいまで対応していると安心

 「エアプラス 450」は、リミット温度(最低使用温度)が-7℃という、冬を除くスリーシーズンに対応していて、夏山でもキャンプでも対応できるほか、車中泊にもオススメできる製品です。「車の中とはいえ、地域によっては冷え込みが大きいので、最低でもリミット温度が-7℃くらいに対応しているものが必要です」(荒井さん)

車中泊では-7℃くらいの最低使用温度が欲しい

 シュラフではダウン量(羽毛量)が気になりますが、「エアプラス 450」は型番にもあるように450gです。また、羽毛が膨らむ力を表すフィルパワー(FP)は820。これは、“超高品質”のランクに位置づけられるもので、「このシュラフはダウン量も多くて、フィルパワーも高いので、しっかり膨らんで暖かいですよ」と荒井さんは太鼓判を押します。

ダウン量は450g。FP値は820と超高品質