■これがゲレ食!? 本格的なフードに出会える

おしゃれな店内でゆっくりと。標高2,307mでこだわりのコーヒーがいただける

 横手山・渋峠スキー場の山頂には、クランペットカフェと呼ばれる「HIGH MOUNTAIN COFFEE&CO.」が。クランペットとは主にイギリスで食べられている小麦粉と酵母で作る塩味のパンで、甘味もお食事も口にすることができます。オリジナルブレンドの豆を使ったコーヒーもおいしいですよ。また、同じ山頂には日本一高いパン屋「横手山頂ヒュッテ」があり、手作りパンの焼きたてに当たることも。テレビでも度々登場する有名店なので、足を運ぶ価値があります。

グルテンフリーの薬膳カリーは内側から“べっぴん”にしてくれる

 「スキー場といえばカレーだよね」という認識が広がっていますが、奥志賀高原スキー場のカレーはゲレンデでの食事である、という概念を破ってくれます。なんと、カレー激戦区の東京の神田で「カレーグランプリ」を4回受賞し、ミシュラン東京ガイドに3度も掲載されたお店が冬季出張で営業しているのです。その名も「カリー&ワヰン ビストロべっぴん舎」。20種の薬膳スパイスを使用した、小麦粉不使用のグルテンフリーのカレーだそうです。元々、スキー場でカレーが提供されていたのは「簡単に時短で多数の提供ができるから」だったのに対して、こだわり100%のカレーがゲレンデで食べられることに、時代の変化を感じました。スパイスをしっかりと感じ、内側から満たされる、体に良さそうな風味が癖になりそうです。ぜひ、現地で味わってみてください。

 「滑るだけがスキー場じゃない!」と感じさせてくれる志賀高原でした。雪がいいのはもちろんなのですが、ここでしか見られない絶景や、美味しいフードに舌鼓を打つことができて満たされた1日に。この記事があなたのお出かけの参考になれば幸いです。