■緑が濃く施設も豊富な服部緑地

 江坂の次は緑地公園駅で、商業地の江坂とはうって変わって高級住宅街となる。自治体も豊中市となり、一戸建てよりも高級マンションが乱立しているイメージだ。

 緑地公園という駅名は、地域にある服部緑地から。駅の起工は1972年で開業は3年後。つまり、このころから駅周辺の開発が進んだことになるのだ。

 駅名の由来となった服部緑地は東京ドーム約27個分の広さがあり、テニスコートや野球場、プールに乗馬センターといったスポーツ施設や植物園、野外音楽堂などがあり、実物の民家11棟を展示する日本民家集落博物館が設けられている。

服部緑地の東中央広場にある噴水

 樹木の多さも特徴で、とくに青葉のゆたかな季節には、公園中が緑で覆われてしまう。うっそうと茂った樹林の中で大きく深呼吸をすれば、体の隅々まで清らかな空気が染みとおっていくような気分に浸れるのだ。

つづく