優れたクッショニング性と推進力はもちろん、そのボリューミーなフォルムで注目され、厚底スニーカーブームを牽引するブランド「HOKA(ホカ)」。
ハイキングカテゴリーの中でも、耐久性とクッション性を重視した定番モデル「KAHA」がアップデートし、「KAHA 3 GTX」、「KAHA 3 LOW GTX」として生まれ変わりました。
先代モデルからの変更点と、気になるその履き心地をレポートします。
◼️先代モデルからフィット感を大幅に向上

KAHAシリーズの3代目となる今作は、前作から大幅にアップデート。もっとも大きな改良点は、防水透湿素材「GORE-TEX Invisible Fitテクノロジー」を採用したことです。
結果、シワや折り目をなくして足を圧迫するパートを減らすことができ、優れた防水性と透湿性はそのままにフィット感と履き心地がさらに向上。防水性の高いヌバックレザーとGORE-TEXとの相乗効果で、水分の侵入も高レベルでシャットアウトします。


プルストラップを施したヒール部分は、柔軟で薄手な素材を採用。アキレス腱に沿ってしっかりとフィットしてアクティブに動く足に追随すると同時に、圧迫感を和らげ、常に快適な履き心地をキープします。砂利の侵入も緩和してくれます。
また、前作のプルストラップは独立して付いていましたが、本作は一体になっているところも変更点です。
◼️前後に成形TPUを配して耐久性もアップ

もう一つ、前作との大きい違いは、成形TPU(熱可塑性ポリウレタン)という耐久性の高い別素材を、つま先とかかとに配置していること。岩などからダメージを受けやすいつま先を保護するだけでなく、かかとは歩行時の横ぶれを抑えて捻挫を起こしにくくしてくれる効果もあります。

また、つま先部分を面取りすることで、スッキリとしたルックスに。KAHA 2に比べて丸みを帯びた形になっており、よりタウンユースにも使いやすいビジュアルに仕上がっています。