■日常使いや平地だけを歩くならローカットタイプもあり
ちなみに、このモデルにはローカットタイプの「X ウルトラ 5 GTX」も用意されていて、「上高地の散策とか尾瀬の木道歩きといった、アップダウンの少ない道を歩く人にはおすすめです」(難波さん)。ローカットというのは、足首部分の支えが低い、いわゆるスニーカータイプのモデルで、タウンユースで併用できる点もうれしいところです。
ただし、「ほとんど平地だったら問題ないのですが、アップダウンが続く場所に行くこともあるならミッドカット以上をおすすめします」と難波さんは付け加えます。ローカットは、普段の靴と変わらない履き心地が得られますが、注意点もあるのです。
初心者だから履きやすそうなローカットを選ぼうとする人も多いそうですが、「実は初心者ほど、足首部分の支えがあったほうが疲れにくいんです。ハイキングだけでなく、登山に行くことも考えているならミッドカット以上の高さを選んでください」(難波さん)
■初心者でも安心して履けるハイキング向けシューズ
「X ウルトラ 5 ミッド GTX」は、軽くて生地もやわらかくて、機能面もしっかりと押さえられた、はじめての人にちょうどいいモデルです。「気軽にハイキングや低山を楽しむには履きやすいシューズだと思います」(難波さん)
登山に行きたいけれど、本当に続けるかどうかわからないといった人にとっても、日常的に履きやすいデザインなので選びやすいでしょう。はじめて登山靴を履く人でも安心して選択できるハイキング向けシューズなのです。
【商品情報】
X ウルトラ 5 ミッド GTX(SALOMON)
参考価格/25,300円(税込)
アッパー素材/PU加工レザー、テキスタイル
サイズ/22.0~25.5cm(ウィメンズ)、25.0~31.0cm(メンズ)
高さ/ミッドカット
https://salomon.jp/products/x-ultra-5-mid-gore-tex-l477543
https://www.yodobashi.com/product/100000001008903599/(ウィメンズ)
https://www.yodobashi.com/product/100000001008903555/(メンズ)
【取材協力】
石井スポーツ 登山本店(東京都千代田区神田神保町1-6-1 タキイ東京ビル2階)
https://www.ishii-sports.com/shop/honten/
難波花英さん
プロフィール/大学時代にワンダーフォーゲル部に所属し、登山に夢中になる。最も感動した山は、日本三霊山である白山(石川県)。シューズ選びの専門家「JAFT認定 スポーツシューフィッター」の資格を持ち、日々、登山の魅力や装備の重要性を多くの人に発信している。