「人生は、どこへ行くかではない。どう楽しむかだ」を体現する企画、UNMAP YOUR LIFE。今回はキング オブ オフローダー、ラングラーに乗って妙高エリアへ向かう。日本海から湿った雪雲が吹きつけ、大量の雪雲をもたらすこのエリアにはアライマウンテンリゾート、シャルマン火打など国内最大級のパウダーエリアを誇るスキー場が連なる。近年では世界的にも名を馳せる「妙高」を旅した。
■約8割が未圧雪のアライマウンテンリゾート
新潟県南西部に位置する妙高市は、日本有数の豪雪地帯だ。とくに妙高山(標高2,454m)を中心とした妙高戸隠連山国立公園は、豊かな森林と美しい山容の山々、そしていもり池や苗名滝など風光明媚な自然を存分に感じられる。
その山々に堰き止められるように雪雲が滞留し、麓のアライマウンテンリゾートや赤倉温泉スキー場に大量の降雪をもたらし、世界中のパウダーフリークから注目を集めている。
なかでもアライマウンテンリゾートの総滑走距離は約15km、最大斜度46度のエキスパート向けコースから初心者でも楽しめる緩やかなコースまで多彩なレイアウトが魅力。未圧雪エリアがゲレンデの8割を占める独特なスキー場で、日本の軽いパウダースノーを求めて海外からも多くの観光客が訪れる。
8割が未圧雪エリアであるアライマウンテンリゾートは一般的なスキー場と趣向が異なる。コースを圧雪車で整備されているスキー場とは違い、自然豊かな山そのものを滑るイメージのスキー場である。自身の力量と雪質や天候を留意した上で滑るのが前提だ。
しかし、その体験が他のスキー場では得ることができないため、かけがえない滑走体験となるのだ。
そんなアライマウンテンリゾートを滑るべく都内から3時間30分、『ジープ ラングラー(Jeep Wrangler) 』を走らせた。
最寄りの新井スマートICまで高速道路が延びているのでアクセスは良い。しかし、さすがは豪雪地帯。ICを降りてから一気に大粒の雪が降り出してきた。
視界も奪われるような大雪が降っていてもラングラーなら、世界最高峰の4×4性能を開発するため、世界一過酷と呼ばれる独自の性能試験にパスしたモデルに与えられる「Trail Rated®」の称号が与えられているからどのような道でも安心感がある。
アライマウンテンリゾートに到着するとゴンドラの前にはすでに長蛇の列ができている。天気予報では午前中はみぞれ、もしくは雪。山頂部では「雪」を期待した多くの滑り手が朝早くからゴンドラの営業開始を待っていた。
いざ営業開始。待っていた滑り手たちが続々とゴンドラへ乗り込む。
山頂部へ到着すると、積雪は20cmほど。いい雪が待っていた。アライに辿り着く前まで雪は降っていなかったのに、この場所だけ降っているから不思議だ。
アライマウンテンリゾートには11ものフリーライディングゾーン、つまり非圧雪エリアがある。そのひとつひとつが広く、1日ではとても滑りきれない。
ゴンドラとリフトを乗り継いで山頂に到着したら、まずはその直下に広がる船石エリアに飛び込む。ここはボウル状になった地形で斜面の見通しも良いので滑りやすい。雪質は踏むと程よい抵抗が足元から返ってくる柔軟なパウダー。踏んでも底付きしないのでふわふわと浮くようなパウダーの醍醐味を感じられる。
船石だけでも見渡す限りの未圧雪エリアが広がるので満足してしまいそうだ。しかしまだまだエリアは広がっている。船石のあとは、同じく未圧雪エリアのベンザクのツリーランを楽しむ。オープンな斜面だけでなく、ツリーランも豊富で色々な斜面へすぐにアクセスできるのが面白い。途中、気分転換に圧雪斜面のアンコールコースを滑るなど、気分によって様々なコースを選べる。
スキー場の上部だけで午前中を満喫し、お昼はゴンドラ山頂駅内にある「スカイレストランZEN」でハンバーガーをいただく。
午後はアライの名物「大斜面」へ向かう。大斜面は山頂リフトを降りてさらに上へと歩いて登って滑る。登る時間は20分ほど。新雪の上を歩く場合はスノーシューなどの専門のギアが必要だが、多くの人が歩いた後なら道が踏み固められていてブーツのままでも歩ける。
1日を満喫して滑り終えたら、ロッテアライリゾートのホテルへチェックイン。
ロッテアライリゾートはさまざまなユーザーのニーズに応えるため、幅広い選択肢の客室がラインナップされており、どれもが高級感溢れ、非日常を感じられる作りになっている。
ボディケアに使用したのはMYTREX REBIVE EX PRO。伸縮性のあるハンドル部分と角度調整が可能なヘッド部分で背面にも届きやすい
夕食はビュッフェや日本食、ステーキハウスなど様々なプランを選べる。