スキー旅行の魅力は単に滑る楽しさにとどまらず、雪山を駆け抜ける爽快感や、滑った後のゲレンデ食の美味しさ、アクティビティで童心に返る時間、宿で迎える静かな朝、温泉での癒やし、絶景に感動する瞬間など、多彩な体験にある。これらが合わさることで、旅は特別なものとなる。

 今冬のスノートリップを充実させるために、「滑り(Ride)」「食(Food)」「宿(Stay)」「遊び(Play)」「癒やし(Relax)」の5つの視点が重要であり、それぞれのバランスが旅の質を左右する。これらを基に全国10のスノーリゾートを編集部が厳選し、その魅力や体験、2026年シーズンの注目情報を紹介する。

■圧巻の蝦夷富士ビュー

 “JAPOW”を求め世界中の滑り手が集うニセコ。山間部特有の低温と低い湿度が生む軽く乾いた雪は、ふわふわの極上パウダーとして知られる。

 標高1,308mニセコアンヌプリ山の裾野に広がる4つのスキー場(グラン・ヒラフ/HANAZONO/ビレッジ/アンヌプリ)の中心に位置するニセコ東急 グラン・ヒラフは、ニセコ随一の全22コース。初級者向けの緩斜面から超上級者向けの急斜面・自然地形まで揃い、一日では遊び尽くせないスケールだ。ゲレンデ上部は森林限界を超えるオープンバーンが広がり、羊蹄山の大パノラマに飛び込むような滑走体験は日本でも稀有。エリア内にはコース脇など、気軽に楽しめるツリーランポイントも点在する。

 ニセコ東急 グラン・ヒラフは今季新たに2つレストランがオープンし、滑らない人もグルメや景色を楽しめるようになった。さらに、リフトもフード付きの高速リフトへとアップグレードされるなど、施設面でも進化を続けている。

 豪雪地帯だけあり、降雪量は世界トップクラス。特に2~3月には平均3~4mもの降雪があり、雪が降り続く日は何度もリセットされたフレッシュパウダーが楽しめる。

 ハイシーズンは毎日ナイターを実施しており、ライトアップされた斜面とヒラフの夜景、月明かりに浮かぶ羊蹄山という幻想的なシーンが広がる。冷え込む夜でも、エースゴンドラにはシートヒーターとWiーFiを完備しており、ラスト1本まで快適に滑走可能だ。

 アフタースキーは、ギアをバレーに預けて麓の街へ。お洒落なカフェやバー、地元食材を味わえる居酒屋が軒を連ね、まるで海外のスキータウンを歩いているかのような雰囲気が楽しめる。日本の文化に海外トレンドとラグジュアリーが混ざり合うこの街で、特別な時間を味わいたい。

ニセコ東急 グラン・ヒラフ 公式HP

■'25-26 要注目トピックス

TOPIC 1. エースゴンドラエリアに2つの新施設が誕生!

エースゴンドラ山麓駅から近い「ALPEN NODE」

「POWDERHOOD RESTAURANT&TAPROOM」では自家製クラフトビールが味わえる

 エースゴンドラ山頂駅の「NEST813」と山麓駅付近の「POWDERHOOD RESTAURANT&TAPROOM」が今季オープンし、ゲレンデ内のレストランは5店舗に。「POWDERHOOD RESTAURANT&TAPROOM」はブリュワリー併設で自家製クラフトビールが味わえる。

TOPIC 2. キング第3が6人乗りにパワーアップ! 

6人乗りのシートヒーター付きチェアリフトの輸送力は従来の1.3倍に

 春から改修工事が行われていた「キング第3」が、4人乗りから6人乗りにリニューアル。6人乗りのシートヒーター付きチェアリフトとなり、輸送力は従来の1.3倍に。国内でも珍しいシートヒーターとフード付き仕様で、吹雪の日でも快適に移動できる。乗り場にはローディングカーペットを導入し、初心者や子どもでも安心して乗車できる設計となっている。

■滑る(Ride) 極上パウダースノーと絶景に包まれる“没入体験”

視界を遮るものがなく、絶景の中でパウダー滑走に没頭できる
広がる斜面に身を投じれば、心も解放される

 「ラージコース」は、山頂エリアの壮大なオープンバーン。視界を遮るものがなく、羊蹄山を望む絶景の中でパウダー滑走に没頭できる。広がる斜面に身を投じれば、心も解放されるよう。また、森の中を駆け抜ける「見晴らしコース」は、起伏に富んだ地形で滑りごたえも抜群。

■食べる(Food) 定番メニューに“ひとひねり”

「NEST813」の「和牛のローストビーフ」
ラーメン専門店「AceHill」の「札幌味噌ラーメン」

King Bellの一番人気「真狩ハーブ豚のカツカレー」

 ゲレ食の定番「カツカレー」は、いまや海外ゲストにも“Katsu Curry” として親しまれる人気メニュー。昨シーズン、ヒラフで最も支持を集めたのは、レストラン「King Bell」の「真狩ハーブ豚のカツカレー」。近隣・真狩村産の豚を使用した地産地消メニューとして、一度は試したい逸品だ。

■泊まる(Stay) AYA NISEKOで叶える上質ステイ

羊蹄山を一望できる最高のロケーションで、スキーイン・スキーアウトが可能

 羊蹄山を一望できる最高のロケーションで、スタイルに合わせた様々なタイプの客室を用意。スキーイン・スキーアウトが可能で、天然温泉やマッサージ、フィットネススタジオなど館内施設も充実。コンシェルジュによる細やかなサービスが、滞在を特別なものにしてくれる。

■遊ぶ(Play) ゴンドラで向かうエースゴンドラ山頂駅のグルメスポット

観光ゴンドラ乗車
時間:8:30〜16:15(下り最終16:30) 料金:大人4100円/子ども2900円

 観光地としての魅力も満載のヒラフエリア。新たに登場するレストラン「NEST813」では、開放感あふれる窓から羊蹄山とスキー場を望む絶景の中で“絶景ランチ”が楽しめる。ローストビーフや焼き立てパン、こだわりのスープやデザートなど、旅の特別なひとときを彩るメニューが揃う。

 

【施設情報】ニセコ東急 グラン・ヒラフ
営業期間:2025/11/29(土)〜 2026/5/6(水祝) 
営業時間:8:30 〜 16:30
リフト券/大人1日
グラン・ヒラフ&HANAZONO券 1万1000円(オンライン1万400円)
ニセコユナイテッド全山券 1万2000円(オンライン1万1400円)

ニセコ東急 グラン・ヒラフ 公式HP

 

[PR]