■絶好調の南海電鉄

 光明池の次が、終点の和泉中央駅。数字の上では、泉ケ丘駅に次ぐ乗降人員数だという。

 ニュータウン「トリヴェール和泉」がひろがっており、桃山学院大学も近く、工業団地「テクノステージ和泉」も近辺だ。そのために平日の朝夕は混雑するものの、昼間や休日はひっそりしていて落差が大きい。実感としては、光明池にかなわない気がする。

 さて、これまで5回にわたって紹介してきた泉北高速鉄道線だが、この4月に姿を消すことになる。廃線ではない、子会社だった泉北高速鉄道が南海電鉄と合併するからだ。

 合併の準備は着々と進められ、車体に描かれた社章は南海のものとなり、社名ロゴも「SENBOKU」から「NANKAI」に変更される。

泉北高速鉄道の車両に書かれたNANKAIのロゴ

 路線の名前は南海電鉄泉北線となり、乗り入れは自社内のため運賃も安くなる。例をあげれば、通勤定期は平均で23.5%の値下げとなり、通常運賃でも、堺東・深井間のように100円さがるエリアもある。

 大阪ミナミと関空を結ぶ南海電鉄は泉北高速との合併のみならず、2024年の年末には通天閣も買収している。関空と大阪ミナミをつなぐ影響もあり、インバウンドで絶好調! 

 泉北線も、この波に乗れるのか。ひょっとしたら、中断している和泉市から岸和田市、さらに泉南方面への延伸計画が再開されるかもしれない。いまの南海の勢いは、そんな期待も抱かせてくれる。