■できるだけ食材も冷やす、凍らせておく

ボトル類は膨張して破裂しないよう、冷凍前にちょっと飲んでおく

 食材や飲み物自体をしっかり冷やしておくことも、忘れがちだが大切なポイント。クーラーと食材、どちらも冷えていた方が、保冷効果が長持ちするのは当然だが、気にしていない人も案外多い。食材自体が保冷剤を兼ねれば、内部スペースの有効活用にも繋がる。

 しかし、冷凍すると味が落ちてしまう食材もあるので注意が必要。炭酸飲料、豆腐、大根、牛乳、マヨネーズ、こんにゃく、卵、きゅうりなど水分の多い野菜は代表的なNG食材だ。

■保冷剤は一番上にも

保冷剤と氷は複数用意して全体にバランス良く配置するのがベスト

 保冷剤は底に入れがちだが、薄いものがあれば上にも載せたい。

 暖かい空気は上昇し、冷たい空気が下に溜まるのは自然の摂理。クーラーボックス内でも同じで、上に保冷剤を置けば、下に冷気が回って効果的に冷やせるのだ。ブロック氷は重さで食材を潰してしまいかねないので、底やサイドに置くのが正解。

 ちなみに柔らかい果物や魚などは、保冷剤に触れると冷凍焼けしてしまうこともある。離して入れるか、保冷剤に一枚薄いタオルなどを巻いておくといい。

<後編に続く>

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<取材協力>

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