スキー旅行の魅力は単に滑る楽しさにとどまらず、雪山を駆け抜ける爽快感や、滑った後のゲレンデ食の美味しさ、アクティビティで童心に返る時間、宿で迎える静かな朝、温泉での癒やし、絶景に感動する瞬間など、多彩な体験にある。これらが合わさることで、旅は特別なものとなる。

 今冬のスノートリップを充実させるために、「滑り(Ride)」「食(Food)」「宿(Stay)」「遊び(Play)」「癒やし(Relax)」の5つの視点が重要であり、それぞれのバランスが旅の質を左右する。これらを基に全国10のスノーリゾートを編集部が厳選し、その魅力や体験、2026年シーズンの注目情報を紹介する。

■テラスブームの先駆け

 びわ湖バレイは、日本最大の湖・琵琶湖(面積は東京23区とほぼ同じ)を望むスキーリゾート。

 京都から車でわずか45分。 びわ湖を見下ろす大パノラマと、早朝の雲海、白銀の世界が織りなす圧倒的な景色が待っている。都市から気軽に出かけられる距離で、想像をはるかに超えるスケールと感動に出会える。びわ湖バレイは、そんな驚きを与えてくれる非日常のスノーリゾートだ。

 湖畔の山麓エリアからは、121名乗りの大型ロープウェイで空中散歩を楽しみながら標高1,108mの打見山山頂へ。全面ガラス張りのキャビンからは360度のパノラマが広がり、約5分で別世界に到着する。

 山頂エリアから広がるゲレンデは全9コース。起伏に富んだ全長1,400mのロングクルーズが楽しめる「チャンピオンコース」、そして琵琶湖を眼下にワイドバーンを滑る「ホーライパノラマゲレンデ」は、びわ湖バレイの象徴的な存在。また、スノーパークは今季より地形を生かしたナチュラルパークとして進化し、中上級者に人気の「ジャイアントコース」へと移転する。

 さらに、昨年からの降雪機の増強とフルオート化により、より安定した雪質と豊富な積雪を実現した。

 滑るだけでは終わらないのがびわ湖バレイの魅力。標高1,100mから琵琶湖を一望する「びわ湖テラス」は、“テラスブーム”の先駆けとも言える存在。3段構造のウッドデッキを移動するごとに表情の異なる眺望が楽しめる「Grand Terrace」、こだわりのスイーツとともにゆったりと落ち着いた時間を過ごせる「Terrace Café」は、スキーをしない人にも人気のスポットだ。

びわ湖バレイ 公式HP

■'25-26 要注目トピックス

TOPIC 1. 造雪の最適解、降雪機のオートメーション化に成功

最適なタイミングで自動散布を行うフルオートメーションシステムを導入

 昨年に続き降雪機をさらに増設。気象データの分析に基づき、最適なタイミングで自動散布を行うフルオートメーションシステムを導入し、雪質・雪量ともに安定した滑走コンディションを実現。より確かな雪づくりで、シーズンを通して最高の滑走体験が可能に。

■滑る(Ride) レイクビューとパウダーの贅沢滑走体験

びわ湖に飛び込むような感覚が楽しめる広大な「ホーライパノラマゲレンデ」
起伏にとんだ雪質抜群の「フォレストコース」

 ここでの体験を特別なものにしているのは、圧倒的なスケールのレイクビュー。一押しはびわ湖バレイ随一の絶景を望みながら滑れる「ホーライパノラマゲレンデ」。緩急の変化を楽しめる「ジャイアントコース」では、増設された降雪機によって、より上質で安定した雪質を満喫できる。

■食べる(Food) ゲレ食の域を超えた、本格グリル料理を絶景とともに

近江牛サーロインステーキ
世界的なシャンパンブランド「モエ・エ・シャンドン」のシャンパーニュカクテル

 びわ湖テラス内の「グリルダイニング&バー HALUKA」では、“合間の腹ごしらえ”という従来のライトなゲレ食とは一線を画し、スキー場で本格ディナーを味わうという新しい体験を提供。 ライブ感あふれるオープンキッチンでシェフが焼き上げる本格グリル料理を楽しめる。

■遊ぶ(Play) 大人気の「ジップラインアドベンチャー」

期間:2025年12月27日~2026年3月22日
時間:HP要確認
料金:2500円(1コース)

 打見山と蓬莱山の山頂にまたがる森の中を、ロープに取り付けた滑車で滑り抜ける大迫力の絶景アクティビティ。まるで琵琶湖の上空を飛んでいるかのような爽快感が味わえる。所要時間は約60分。十分な防寒対策をして挑もう。受付はロープウェイ山頂エリアアクティビティ受付にて。

■癒し(Relax) 白銀の世界に溶け込むような癒しを

The Main~グランドテラス~
営業期間:2025年12月20日~2026年3月22日
営業時間:9:00~16:50
3段構造のウッドデッキを移動するごとに、趣が変わる琵琶湖の景色を楽しむ「Café 360」
落ち着いたインテリアに囲まれ、ゆったりとくつろげる「Terrace Café」

 テラスブームの火付け役となった「びわ湖テラス」から望むのは、眼下に広がる琵琶湖の大パノラマに、澄み渡る冬空、白く染まった街並み、そして銀色に輝く湖面。お気に入りのアングルを見つけて、自分だけの特別な雪景色に癒やされよう。

 

【施設情報】びわ湖バレイ
滋賀県大津市木戸1547-1
営業期間:2025/12/27(土)~ 2026/3/22(日) 
営業時間:8:30 ~ 16:30
施設利用券(スキー/スノーボード用)/ 大人1日6800円
※特定日2/22(日)・23(月・祝)は500円UP

びわ湖バレイ 公式HP

 

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