山登りでは、休憩時などに塩分やエネルギーを補給するための食べ物を「行動食」と呼びます。
行動食選びに特別なルールはありません。強いていうならば、軽くて持ち運びやすく、疲れていても食べられるよう、自分の好きなものを選ぶのが一番。とはいえ、山でなんだかおいしそうな行動食を食べている人を見かけると、つい気になってしまうものですよね。
ここでは、いつもより少し贅沢な行動食を、食のセレクトショップ「北野エース」でチェック。”山での料理にも使えるか”という視点でも選んでみました。
◼️サクサク食感の携行できる天ぷらとは?

1つめは、「しいたけの天ぷら、菜の花の天ぷら/MDホールディングス」です。商品名は”天ぷら”ですが、 実際は“しっかり食感の高級スナック“といった印象でした。
食感はザックザクとしており、緑色のタヌキのやつにのっているあれに似ています。この独特の食感は、バキュームフライトいう製法によるもの。調理窯内の気圧を減圧して沸点を下げ、低温の油でフライ乾燥させて作るのだそうです。

その製法の恩恵で、軽く、保存性が高いことも山では高ポイントです。行動食やつまみとしてはもちろん、食材の1つとして考えても重宝します。先日、山でインスタントのそばにのせてみましたが、一気に2ランクほど食事が豪華になりました。スープで柔らかくなった衣もおいしかった〜。
他に、オクラやゴボウ、紅ショウガなんてラインナップもあります。味付けは濃いめです。
◼️満足感の高い大人のコーヒーゼリー

続いて、昔ながらのハード系コーヒーゼリー「炭焼珈琲ゼリー/キタノセレクション」を紹介します。
珈琲系のお菓子は、なぜか山で無性に食べたくなることがありますが、甘過ぎたり、パンチが足りなかったりと、いまひとつなものが多い! その点、こちらは山でも珈琲を求める大人の欲求を満たしてくれる、プレミアムな代物でした。

口にしてすぐ感じるのは、豊かな珈琲の香ばしさと旨み。甘さは控えめで、喫茶店の珈琲ゼリーを食べたような満足感を得られました。コーヒー好きにも自信を持っておすすめできます。
ちなみに、この商品を含む北野エースのオリジナル商品「キタノセレクション」には、山で使えそうな小分け食材が多く揃っているので、“山で使う目線”でまめにチェックしてみるのといいでしょう。