クーラーボックスの性能を余すところなく使い切るための「テクニック講座」第2弾。

 準備編の前回に続き、今回はフィールドでの使い方や注意点についてお伝えする。細かい話になるが、ディテールの積み重ねが大局を左右するので、小さいことからコツコツと始めてみよう。

■食材用と飲み物用のクーラーを分ける

開けるたびに冷気が逃げていく、と想像してみよう

 キャンプ場を見回してみると、大型サイズのクーラーボックスを使っているキャンパーが多い。あれはあれでなかなか格好いいのだが、実用性を考えると適度な大きさのクーラーを2つ用意し、食材用と飲み物用で使い分ける方をおすすめしたい。

 何かを取り出そうと蓋を開けるたびに、せっかくの冷気はどんどん逃げてしまう。食材と飲み物を分けておけば、蓋を開く回数は単純に半分にすることができる。この意味は大きい。

■さらにクーラーの中を小分けにする

100円ショップなどで販売している銀バッグでOK。「シアトルスポーツ/フロストパック 25クォート ¥7,480」

 さらに言えば、メインの塊肉など明らかに出番が少ない食材もあるだろう。それらは薄手の保冷バッグに分けてクーラーの端に入れておこう。こうしておけば、多少クーラーの蓋を開け閉めしても、これらの食材は冷たいままキープできる。

 もちろん、寒い時期はここまで気を使う必要はない。しかし、夏場や複数日に渡るキャンプでは大きく差が出るテクニックだ。