寒い時期のアウトドアでは、できたての料理やドリンクでも、ちょっと目を離した隙に冷えてしまいますよね。
対策として、中身が冷えづらいダブルウォール構造になった器や、クッカーを入れられる保温用のケース(通称・コジー)が広く使われています。しかし、それらが実際にどのくらいの効果があるのか、肌感ではなく、具体的に理解している方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回はいくつかの器の保温力を検証し、それぞれ具体的にどの程度寒さに有効なのかを調べてみました。
■80℃のお湯は20分後に何℃まで冷えてしまうのか?
実験には、SOTOのクッカーセット「サーモスタッククッカーコンボ」を使いました。
この製品はいくつかのマグと保温用のコジーがセットになったもの。用途に合わせて必要な組み合わせをチョイスすることができる優れものです。
今回の検証は、まず器に熱湯を注ぎ、80℃になった時点から温度計測をスタート。屋外のテーブルに20分放置した後に再度温度を測って、どの程度温度が下がったかを調べてみました(外気温は10℃、風はほぼ無風)。
比較してみたのは、1:シンプルなアルミクッカー(蓋あり)、2:そのクッカーにコジーをかぶせる(蓋あり)、3:ダブルウォール構造のステンレスマグ(蓋あり)、4:ダブルウォール構造のステンレスマグ(蓋なし)の4パターンです。