世間では暖冬と言われてはいますが、今年も山は雪のシーズンに突入しました。
山肌の全てを真っ白な雪が覆い尽くす美しい景色の中、登山を楽しめる季節ですが、夏山と比べると何かと装備が重たくなりがち。食事だけでも、少しは軽量化を図りたい。だけど、食べ応えのないそっけない食事は嫌だ。そんなわがままな登山者のために、超軽量なのに食べ応え満点な山飯の作り方をお伝えします。
■フリーズドライやコンビニ食材に注目してみよう
軽くて簡単な山ご飯レシピを考える際に、とても手軽で便利なのがフリーズドライとコンビニ食材の組み合わせです。ポイントは、そのまま食べることを考えて選ぶのではなく、料理の食材としていかに使えるかを考えること。あとは、組み合わせから出来上がりの味とビジュアルを想像する力があれば、誰でもオリジナルレシピが簡単に作れます。
まず、目をつけたフリーズドライ食品はアマノフーズの「五目中華あんかけ」です。エビや白菜など7種類のゴロっとした具材入り、ダシとゴマ油の風味が食欲をそそる逸品で、ラーメンやアルファ米にかけて食べるのですが、今回はこのあんかけを生かすレシピを考えてみました。重量は、わずか17gです。
組み合わせるコンビニ食材は、ファミリーマートの「玄米おこげせん」です。こちらは、歌舞伎揚でお馴染みの天乃屋とのコラボ商品。国産のうるち米ともち米を100%使い、ザックザクの食感が楽しい食べ応えのある1袋です。こちらの重量は43gとなっています。