■テントをきれいに設営するコツ

収納サイズもコンパクト。圧縮すればさらに小さく収まる

 テントはしっかり張れずに弛んでしまうと、風に煽られてバサバサとうるさいですし、生地や骨組みに負担がかかり破損しやすくなってしまいます。美しく張れると強度が高まり、なにより気分が良いです。私がテントを美しく設営するために気を付けていることを、いくつか紹介してみます。

 

■1家と同じで基礎が大切

 自立式テントはペグを打たなくても設営できます。しかし、美しく設営するなら、基礎となる本体四隅のペグをしっかりと打つことが大切です。基礎がしっかりしていると、上に立つものも丈夫で美しく仕上がります。

 順番は、まず出入り口がない後ろの短辺が直線になるよう2本打ち込みます。ソロテントサイズなら、テント本体にペグを差し込み、両手を広げてピン! と張った位置に打ち込みます。次に前側2ヶ所にもペグを差し込み、きれいな長方形になるように微調整しながら2本同時に打ち込みます。この時に歪みがでると、テントにシワが寄りやすくなります。

■2フレームと縫い目を合わせる 

 全体を揺すって、フレームとフライシートの縫い目を合わせます。縫い目を合わせることで形がキレイになるばかりではなく、耐久性も上がるようです。

■3ペグはできるだけしっかりと埋め込む

 ペグの頭が飛び出ていると、テコの原理で外れやすくなります。石などで叩く時は、釘打ちと同じでブレてしまうと穴が大きくなり抜けやすくなります。まっすぐ少ない回数で深く打ち込みます。

■4ストラップ類は緩すぎず、キツすぎず適度に締める

アルミポールを曲げてドームを作るテントは、ウィンドロープを張りすぎるとポールの一点に力がかかるため良くないとのこと。風を受け流せるくらいの張り具合が良いそうです。

 

 以上、4つのポイントに気をつけて、美しくテントを張れるよう練習してみてください。