通販サイトで販売している格安テント。実際に手に取って見られないため、本当に使えるのか不安がありますよね。

   最近は山のテント場でも目にする機会が増え、格安テントブランドの中では頭一つ抜きん出ている印象の「ネーチャーハイク」社による軽量ソロテント、『Cloud Up 2 テント』を試しに購入したのでレビューしてみます。

■生地や縫製、プラパーツやポールに問題は見当たらず!
 

 もっと安いテントは別として、2万円前後の価格帯のテントの素材やパーツはコレと言った欠点は見つけられません。面倒に感じたのは、設営に必要なペグの本数が多いことくらい。

  実際にネットで他ユーザーの使用レポートを読んでも、耐久性などはまったく問題がなさそうですし、逆に軽量性を追求した本格的なテントよりも丈夫だったとのコメントがあるほど。私が購入した20デニール版は使われているナイロンの質も良く、安っぽさはありません。個人的には、「まったく問題なし」です。

■設営はわかりやすく、とにかく簡単。

非常にベーシックな構造を採用

 山岳軽量テントではよくあるフレームワークで、経験者はもちろん、初めてでも2回も練習すれば数分で設営できるようになると思います。設営手順は以下の通り。

1. まずフレーム(骨組み)をつなぎ合わせる。
2. メッシュインナーの四隅にフレームの先端を差し込む。
3. ドーム状に立ち上がったフレームにメッシュインナーを引っ掛けて吊り下げる。
4. フライシート(雨除け)を被せ、バックルで四隅を固定すれば完成。

 軽量なうえに自立するので、登山から自転車やオートバイでのツーリングなど様々な用途に向いています。ただし、ピンとキレイに設営するには、多くのペグとコツが必要です。キレイに設営するコツは最後に載せておきますね。