あっ! という間に暗くなる今の季節。この時期のアウトドアで特に活躍する道具が、ヘッドライトやハンドライトです。用途次第で選ぶべきタイプは変わりますが、今回は「移動用」をメインに、どのようなライトがあるのかを紹介します。

 長らく、ヘッドライトのバッテリーは乾電池が主流でしたが、最近ではUSB充電式のタイプも多くなりました。また、LED技術の進歩により、日進月歩のスピードで高出力化が進んでいます。光り方は蛍光灯のような「拡散光」や一点だけを照らす「スポットライト」、白く明るい「ホワイトカラー」や最近では暖かく感じる「電球色」などが人気です。

 私の経歴を振り返らせてもらうと、もともと洞窟探検を行っていたほど暗闇を歩くのが好き。オカルト好きでもあるので、夜な夜な人気のない場所を歩いています(決して怪しいものではございません)。そのため、ライトは明るさよりも壊れない信頼度を優先して選んでいます。未だに登山用ヘルメットには15年前のハロゲン+LED式ライトを使っているほどです。

 ちなみに、20年前にペツルから世界初のLEDヘッドランプが登場しましたが、今から思えば明るさは10ルーメンくらいだったのではと思うほど暗かった。それと比べれば、現在のヘッドライトはどれも十分すぎるほど明るいものになりました。

愛用している3点セット

 個人的には、1人で歩くだけなら20ルーメンもあれば問題ないと思っていて、ルートファインディングするために遠くを照らせるハンドライトを併用しています。ライトを2つ持つことで、電池交換時や故障した時にも移行がスムーズです。一般的な登山やキャンプでは、赤色LEDライトが使えるヘッドライトと遠くまで照らせる強力ハンドライト、さらに鍵にはキーライトを取り付け、最低3つは携帯しています。