映画『スピード』で主人公が着けていたことから、“スピードモデル”と呼ばれるGショック伝統のスクエアデザイン。根強い人気を集めるこのデザインに心拍計測機能を追加したモデル「DW-H5600」が、5月19日に発売されました。

 スピードモデルは、タフさはもちろん、ほどよい大きさなので登山やキャンプシーンでも人気を集めるモデルです。最近は「デジタル疲れ」を起こし、アナログ時計に戻っていた私でしたが、これにはピピッ! ときたので予約購入。1か月ほど使用したので、レビューしたいと思います。

■結局、時計に欲しい機能は時間確認と心拍測定

時間確認を含めて、大体のことがスマホで済んでしまう、対して、腕時計に求める機能はやっぱり手軽さでしょう

 いつでもスマホが手元にある状態だと、天気や地図機能などは腕時計よりスマホを見た方が断然得られる情報量が多い。最近はスマホが収納しやすいバッグやウェアが多く登場し、皆さん、アウトドア活動中でも常にスマホが手元にある状態ではないでしょうか。

 アウトドアでスマホではできない、時計に付いていると便利な機能とはなんだろうと考えてみると、その答えは「体の状態をモニターする心拍計」でした。この「DW-H5600」は、見た目も大きさも今までのスピードモデルに寄せて設計されていますが、気楽に時間だけでなく体の状態も確認することができる機能を搭載した外遊び好きには最適な時計でした。

■スマートウォッチではない! あくまでこれはGショックだ

 MIP液晶という見えやすい新型液晶を使っていますが、タッチパネルはなく、左右4つのボタンでポチポチと押して操作するアナログ式。Gショックの裏に心拍測定機能が付いた程度と考えた方が良いと思います。スマホと連動させると時間合わせの必要はありません。ストップウォッチやタイマーなど、デジタル時計の基本的な機能はもちろんのこと、日の出や日の入り時間なども見やすいMIP液晶で表示されます。

 心拍測定機能を使うと心拍数や消費カロリー、血中酸素濃度、ランニングやウォーキングなどの活動記録をとることが可能です。また就眠時に着けておくと睡眠の質を記録し、眠りが浅い時に起こすスマートアラーム機能も搭載。スマホに届いた通知を表示する機能もあります。