全国的に寒さが厳しくなってきました。初めての冬のテント泊に備えている方も多い時期ではないでしょうか? 

 そんな時に気になるのが、寒さに対する不安です!

 「今の装備で本当に寒さに耐えられるのか?」

 「シュラフのダウン量は450gで大丈夫? それとも600gにしておいた方がいい?」

 いくら経験を積んでいても、毎年シーズン初めの冬キャンプや冬登山は、寒さ対策が気になるものです。

 私の場合は耐えられるかどうか微妙な気温の場合、装備はそのままでガス缶のサイズを1つ上げて、余裕を持って湯たんぽを作れるようにしています。熱源が確保されているだけで心のゆとりが違ってくるのです。

 ここでは、冷え性で寒さ耐性が低い私の「愛用湯たんぽ」を紹介いたします。

■一番手軽なのはナルゲンボトル

左の定番ナルゲンボトルは耐熱温度100℃。右は長年愛用しているチタン製G.I.水筒。形状も湯たんぽに似ている

 アウトドアの定番ギアのひとつで、昔から湯たんぽとしても使用されているのがナルゲンボトル。耐熱温度を調べてみると本体が100℃、キャップが120℃。厚みのある樹脂素材で、お湯を入れた直後でも熱伝導の関係で火傷するほど熱くならないのもポイントだ。

 欠点は丸いので転がりやすく、寝袋の中に入れるとすぐに動いてしまうこと。また、中身が冷めた時は当然鍋にお湯を移し替えて温め直す必要があるが、その時に鍋の匂いがお湯に付くこともある。匂いに敏感な私は、この匂い移りが少々気になる。

 それと経験上ですが、湯たんぽにすると樹脂の劣化が早まるような気がします。