■憧れの奥穂高岳! 雪を纏うどこよりも早い冬の訪れを
10月の中旬に穂高連峰の縦走にも挑戦した。2泊3日の小屋泊の山行だ。1日目に泊まった穂高岳山荘を暗いうちに出発し、涸沢岳(からさわだけ)で日の出の撮影をした。天気にも恵まれ最高の景色だった。
この数日前に初雪が降り、冬の便りが届いた奥穂高岳とジャンダルム。雪と岩のミックスとなり、とてもかっこよかった。ただし登ることも容易ではなかったし、より思い入れが強い一枚だ。
■爽やか! 雪と氷に装飾された美しい剣山
12月には四国への遠征にも出かけた。徳島県に位置する剣山は標高1,955mの山である。こちらも日本百名山の一つである。冬の時期はリフトは運行していないので、静かな山歩きができるだろうし、白くなった剣山が見たいと思い訪れた。
早朝のうちに登り、霧氷の綺麗なうちに撮影することができた。下山する頃には凍りついていた世界が溶け出していたので、いい時間に訪れることができたと思う。
■まとめ「今の瞬間を大切に」
昨年は60座以上の山に登ってきた。その度に素晴らしい景色と出会い、それを自分なりに撮影してきた。私にとって、写真は人生のパズルのようなもので一枚一枚がピースである。
日本の山岳エリアの景色を誇りに思うし、まだまだ未踏の山やルートがあるので「時間は有限!」。今の瞬間を大切に生きて挑戦していきたい。そしてまた2025年も私の出会った景色をお届けしたいと思う。ありがとうございました。