4月に入って日も長くなり、暖かさが増してきました。寒さが和らぎ、いよいよ春の訪れを感じる季節となってきたこの頃。3月の暖かい日に、雪のかぶった大きな富士山が見たいと思い、富士山の眺望が素晴らしいと評判の西湖で楽しめる「雪頭ヶ岳(せっとうがだけ)」へ向かいました。標高1,710mの山で6時間ほどの山歩きが楽しめるそう。

 今回は「西湖いやしの里根場(さいこいやしのさとねんば)」から鍵掛峠、鬼ヶ岳、雪頭ヶ岳の周回コースをのんびりと歩いてきました。

■登山口へのアクセス

西湖いやしの里根場の朝の富士山

 西湖いやしの里根場の登山者駐車場に駐車する。かなりの台数が停められそうな広さがある。トイレはまだ冬季閉鎖されているので事前に済ませておく方が良い。

 普段、富士山を見ることがない長野県在住の私にとって、いやしの里根場から見える富士山にも大感動で、登り始める前からワクワクしていた。桜の木があったので桜が咲く景色も見てみたい。

■荒れた樹林帯と春霞

春霞な空、樹林帯でも空が広い季節

 比較的登りやすい斜度と感じたが、荒れたトラバース箇所がいくつかあり、斜面を滑らないように慎重に足を運ぶ。この季節のいいところは、芽吹きの始まる前の樹々は生気こそあるが、葉が落ちているので合間から景色が楽しめるところ。

 「ブナ林から富士山が見えるはず」が、晴天の空は白くかすみ、富士山が全く見えない……。黄砂の影響がこのような事態になるとは下調べが甘かった。「春霞」 美しい響きとは裏腹に嬉しくない現象だ。

■気持ちいい稜線歩き

露岩を歩くのが楽しい稜線

 鍵掛峠から鬼ヶ岳までの稜線はとても心地の良いものだった。明るい雑木林も良かったが、変化に富んだ露岩がたくさんあり、歩いていて飽きない。高度感もあり、歩いてきた稜線を見ることも楽しい。また稜線上に繋がる他の山々を見ることもでき、歩いてみたくなった。

 残雪と露岩、樹々が清らかな景色を見せてくれる。晴れた3月の心地よい「山歩(さんぽ)」だ。