国内だけでなく、海外からも観光客が訪れる立山黒部アルペンルート。山岳信仰の山で、日本の三大霊山のひとつでもあります。立山は立山連峰の主峰で、中部山岳国立公園を代表する山の一つで、雄山、大汝山、富士ノ折立、3つの峰の総称であって、「立山」という名のピークは存在しません。

 今回は登山と室堂散策、さらに温泉! 「立山」を1泊2日で満喫してきました。

■アルペンルートを満喫して絶景の世界へ

中部国立公園「立山」の石碑で記念撮影

 今回私は「扇沢駅」から関電トンネル電気バス、黒部平ケーブルカー、立山ロープウェイ、立山トンネルトロリーバスを乗り継いで「室堂」へ向かいました。観光名所を通りながら大自然と珍しい乗り物にワクワクしながらの移動です。

※現在、近隣県民割というWEBチケットでお得に行けるので、該当する方には特にオススメです。

 室堂ターミナルを一歩出ると、いきなり3,000m級の山々に囲まれた絶景が待っています! 立山はすべてが見どころですが、今回の目的は、「立山」登山と「みくりが池」を楽しみにして訪れました。

■秋はこれからが本番!

赤い実のナナカマドと血の池

 9月中旬は、草紅葉が色づき始めたくらいでした。秋本番(9月下旬〜10月上旬)になると一面の紅葉の絨毯になるということでこれからが楽しみです。そんな中でも早くも秋を感じてきました!

ナナカマドの赤い実がぷりぷり。葉も徐々に紅葉を始めていました

 立山の麓ではチングルマの綿毛やナナカマド、リンドウの蕾、ワレコモウなどたくさん秋の高山植物を見かけました! 雄山へは登ったことがありますが、雪の無い季節は初めてで、登山道の様子を初めて知りました。室堂から一ノ越までは歩きやすい石畳、一ノ越から雄山山頂までは岩場の急登、山頂には雄山神社峰本社……。2時間ほどでたどり着く雄山までは多くの人で賑わっていました。

■「立山」を縦走

大汝山山頂をGET!

 雄山からすぐお隣の大汝山へ。20分ほどで到着です。岩場の少しガレた登山道ですので慎重に。最高峰の大汝山に到着しました! 眼下には黒部ダム、針ノ木岳の稜線に目を奪われます。

 次は富士ノ折立です。こちらも10分ほどでピークに立ち、「立山」に登頂することが叶いました。富士ノ折立は残念ながらガスに包まれてしまいましたが、岩場を登るのが楽しかったです。雄山ほどではないですが、絶え間なく登山者が訪れていました。