夏は緑輝く志賀高原。国立公園であり、原生林は人の手が加えられていないので特に神秘的です。今年の夏はとてつもなく暑いですが、天然クーラーで癒されるのも良いのではないでしょうか。

 今回、ユーチューバーの“フォトシンさん(@fotoshinphotography)”と志賀高原をトレッキングして、撮影を楽しんできました。足元の世界がキラキラと光ってなかなか前に進めないほど魅力がたくさんあるお山でした。私は歩きながらアートのような世界観を感じてきました。

■志賀高原の原生林とコケの世界

原生林に佇む木

 私は、“パークスプロジェクト”という国立公園のオフィシャルパートナーの活動に参加しており、志賀高原のボランティアに毎年参加しています。そこで勉強した「原生林」。人の手が入っていない自然そのものの場所です。国土の4%しかないとされています。そんな貴重な場所が志賀高原にあります。そこへ一歩踏み入れると、心から自然に癒される気持ちになりますよ。駐車場からすぐの場所にあるので簡単に行くことができるのが「すごいな〜」と思います。簡単に入れるけれど、その貴重な自然を守っていきたいですね。

キラキラ光るKoke

 コケの森に樹々の合間から光が差し込んだら、「それだけで美しい」と足を止めます。撮った写真がこちら

■歩きながら見つけるアート

足元の世界に釘付けな私

 歩きやすいなだらかな登山道、ちょっと景色を意識するだけで全てが被写体となり、どう表現しようかと悩ませます。朽ちた木、青々した葉の中に混ざる赤い葉のコントラスト、ゴゼンタチバナなどの高山植物、一つひとつが美しく愛でていてとても楽しい時間でした。普段私は森林限界以上の山に行くことが多く、低い標高帯は足早に通り過ぎてしまいます。たまにはのんびりと歩きながら、ゆっくり流れる時間の楽しみ方もすごくいいなと思いました。

岩の合間から新しい命。鮮やかなグリーンの葉が美しい