■ワンタッチで開閉でき、洗いやすい広口タイプ

口の形状は、料理での使いやすさに直結します

 キャップの形状は、太いより細い方が鍋に注ぐ水の量を調整しやすく便利です。しかし、キャップを外した部分の形状は、広い方が洗いやすく、乾かしやすいので手入れがしやすくなります。

 その点、ヴェイパーのワンタッチ&片手で開閉できるキャップは細口で、鍋に水を注ぎやすく、そのまま口をつけて飲んでも口当たりが良い絶妙な細さです。

キャップを外すと洗いやすい広口仕様

 一方、キャップを外した口は大きく、製氷器で作るくらいの小さな氷なら入れられるほど。とても洗いやすく、手入れをしやすい仕様になっています。

■ありそうでなかったカラビナ付き

ありそうでなかったカラビナ付きのアンチボトル

 持ち運びに便利なカラビナをマイボトルに付けている方も少なくないと思います。アンチボトルは素材の性質上、カラビナを付けられるモデルがあまりありませんでしたが、ヴェイパーは取り外し可能なカラビナ付き。デザイン上の特徴にもなっています。

 地面にボトルを置くと汚れてしまったり、見失ってしまいそうな時に枝や細引きにぶら下げたり、ザックのサイドポケットに入れる時にはストラップにかけてポケットからの落下を防止したりと、カラビナがあるとなにかと便利です。必要がない時には外して、軽量化を図ることも可能です(実測値:8g)。

■ネックは、乾かしづらいことと匂い移り

 従来のハードタイプのボトルの代わりとして、何度か登山やキャンプで持ち歩いてみましたが、軽く、使用後は小さくたためるという特徴が、世界中のアウトドアや旅行シーンでアンチボトルが愛用され続けている理由だと改めて感じられました。

 使用前に気になっていた使い勝手や耐久性はまったく問題ありませんでした。あえてデメリットをあげるなら、帰宅後に洗ってから乾かしづらい点。あとは、コーヒーのような香りの強い飲み物を入れてしまうと、少々匂い移りが気になることくらいでしょうか。ちなみに、早く乾かしたい時は、箸などで手拭いを押し込んでから振るとすぐに乾きました。

極力荷物を軽くしたい登山にもおすすめ

 このあたりの特徴を踏まえてハードタイプのボトルと使い分ければ、普段使いや旅行、アウトドアにまで幅広く活躍してくれると思います。

 なかでも、ヴェイパーは従来のソフトボトルの良い面を持ちつつ、ハードボトルのような感覚で使える、良いとこどりの中間的な存在だと思います。

 重さはわずか50g弱。ぜひ、気軽に導入してみてはいかがでしょう。

 

<掲載商品情報>

Vapur/Wide Mouth Blue Steel 1L  ¥3,080

Vapur/Wide Mouth Cool Grey 0.5L  ¥2,420

<取材協力>

株式会社REMARK

https://www.vapurjapan.com