■パーツごとに分解してお手入れも簡単

 気になるフィルターのお手入れについては、「パーツごとに分解できるので、作業はとても簡単です」(鈴木さん)

パーツはそれぞれ分解できるので、洗うときも簡単

 ホロファイバーフィルターは、ボトルにきれいな水を入れて、フィルターとキャップを締めてボトルを数回振るだけでOK。水道水を使って強い水で流すのはNGということです。活性炭フィルターは、フィルター部から取り外して、水道水で洗います。

 浄化能力は、ホロファイバーフィルターが最大1,000L。活性炭フィルターは最大200L、または使用開始より3か月となっています。「活性炭フィルターは1回使ってしまうと、3か月しか持たないので注意してください」(鈴木さん)

■災害時の備えとしても注目度も高い

 ビーフリーAC 0.5Lは、コンパクトに持ち運べるので、登山のほか、キャンプなどさまざまなアウトドアシーンで持っておくと安心のアイテムです。

ポータブル浄水器は持ってると安心のアイテム

 また、冒頭でも述べたように、災害時の備えとしても頼りになるアイテムと言えます。実際、「あまり山には行かないけど災害に備えて購入する人もいる」(鈴木さん)そうです。

 ポータブル浄水器は、通常であればまず使うことのないアイテムですが、いざというときに生命を救ってくれる強い味方です。あなたの「気になるものリスト」に追加してみてはいかがでしょうか。

 

【商品情報】
ビーフリーAC 0.5L(カタダイン)
参考価格/9,900円(税込)
サイズ/8.5cm×5.4cm×27.3cm
容量/0.5L
ボトル材質/TPU
重量/72g
https://www.star-corp.co.jp/katadyn_befree_ac/

【取材協力】
アルペントーキョー [Alpen TOKYO](東京都新宿区新宿3-23-7 ユニカビル)
https://store.alpen-group.jp/
鈴木正志さん
プロフィール/高校時代に山岳部に所属し、いまも週に1回のペースで登っている超ベテラン。最近は山頂を目指すだけでなく、花や苔といった自然の美しさも堪能している。アルペントーキョーのシニアトレッキングアドバイザー。

お話をうかがったアルペントーキョーの鈴木正志さん