■悠長に乾くのを待ってられないなら

 上記の方法をとれば確実に乾燥させられるが、実際のところは時間がかかり、火をつけ始めるまでに日が暮れてしまう。購入した薪でもパッとしないときがあるが、火を点けてしまってからは自然乾燥はできないので、燃やしながら焚き火台の余熱で乾かす方法も使える。

安定感がある焚き火台なら、ご覧のように濡れた薪を立て掛けられる

 燃やし始めて燃えが悪かったら、薪すべてが湿気っている可能性が高い。少しでも乾いていたほうが良いので、焚き火台の周りに立て掛けておくといい。炎の熱と焚き火台から伝わるダブルの熱で薪が乾いてくる。

 なかには立て掛けにくい焚き火台もあるので、その場合は火床の下に置いても乾く。放っておいて薪が乾燥してくると火がついてしまうので、注意は怠らないこと。

左から濡れた薪、数時間干した薪、割ってから干した薪。こんなに見た目も変わる

 「燃えが悪い湿った薪じゃ、周りの薪が乾くほど燃えないじゃん」と思われる方もいるだろうが、この場合は、初めは細く割った薪から燃やして火力を安定させて、太い薪はある程度乾いてから燃やすという段取りが大事になってくる。

薪が湿っているからと、焚き火を諦めないで。ちょっとしたひと手間を加えるだけで復活するので、ぜひ試してみてほしい。

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