パッとしない天気が続き、夏らしいことをしないうちに夏が終わってしまいそうだ。雨の中、無理にキャンプや焚き火をせずに、秋晴れを気長に期待したい。
雨の日のキャンプでは、しっかり薪を保管していないと、湿気を吸って、含水量が上がってしまう。水分が多くなった薪は火がつきにくいし、燃え上がりづらい。
そこで今回は「乾いている薪」と「湿っている薪」を同時に燃やし、その燃え具合を比較してみた。
■数値だけで燃えない感じが伝わってくる…
まず、乾いている薪と湿っている薪を持ち比べてみる。手に持っただけで、水分を含んだ薪はズシリと重く、違いはすぐにわかる。表面の色が濃くなっているかも、湿り具合の判断材料となる。
次に含水率を測ってみよう。焚き火に適した含水量は10%~30%とされている。今回計測した濡れて湿った薪の表面を測ってみると、数値は90%以上と基準を遥かに超えている。数値を見ただけでも、燃えにくそうなことがよくわかる。