すっかり、アウトドアアクティビティのひとつとして確立された焚き火。
つい先日までは、BBQ後の寝るまでの暇つぶしぐらいの地味な存在だった。それが、いまではキャンプの中心になり、焚き火目的でキャンプする人が爆発的に増えてきている。
そのおかげで、「焚き火マイスター」という職業の私はメシを食えている(笑)
そんなキャンプ道具の脇役だった焚き火をするための台「焚火台」も、販売されているだけで200種類を優に超えるほどになった(※色、サイズの展開を含む。焚き火マイスター調べ)。
メーカーやモデルによって特徴はさまざまだが、焚き火台がBBQができるグリル台にもなり、グリル台が焚き火台にもなる1台複数役兼用のものが多い。焚き火台の明確な定義は、いまのところ定められておらず、これに純粋なBBQグリル台(脚の長い台)が加わってしまうと、しっちゃかめっちゃでさらに分類はややこしくなる。
1台あれば何でもできてしまうのは非常に有難いが、ややこしくもあるので、新たな呼び名を作って分類しても良いかもしれない。初心者であればあるほど、何を購入すれば良いのか迷ってしまうはず。自分に合ったスタイル、目的を見つけてから道具を揃えるのが失敗しないコツだが、始めたばかりでいきなり「自分に合ったスタイル」など分かるはずもない。
そこで、焚き火台選びについては以下の3択にしぼり検討いただきたい。焚き火自体をメインにしたいのか。それとも、焚き火や炭を使った料理をメインに楽しみたいのか。それとも両方、欲張るか。