世界的に木材が不足し、価格が高騰して“ウッドショック”と呼ばれていたことを知っていますか?
新型コロナウイルスの影響により、アメリカや中国が新築戸建てやリフォームラッシュになったのが原因だとか。海外での消費が増えたことで、日本にはなかなか木材が輸入されてこない状況があったらしい。
戸建てを建てる予定のない私にとって、この事態は他人事のように思えていた。しかし、近所のホームセンターに行ってみると、DIYなどで使う木材が明らかに減っているではないか。なかには「お一人様、3本まで」と張り紙がされているお店もあった…。コロナウイルスがこういう形で私の生活に影響してくるとは、思いもしなかった。
また、焚き火に不可欠な薪もキャンプブームの影響で不足していると聞く。
知り合いのキャンプ場曰く、「いままでは敷地内の間伐材で賄えていたけど、いまは仕入れています。はじめは材木屋と直接やりとりをしていましたが、大手ホームセンターが買い占めてしまい、取引できなくなりました。結局、そのホームセンターで普通に購入しています…」とのこと。キャンプ場にとっては、死活問題だ。
薪が店頭に並んでいたとしても、ちゃんと乾燥しておらず、燃やしてみると白煙ばかり上がって燃やしにくいものもある。一見するだけでは、薪が乾燥しているかどうかを判断するのは難しい。
焚き火を生業にしている私だって、燃やしてみないと分からない。