燃え盛りは700〜800℃

 安定して焚き火が燃えているように見える時の温度は、だいたい700〜800℃ほどだ。炎が落ち着き、熾火の状態になると温度は600℃ほどで安定する。燃え盛っている状態と熾火とでは100〜200℃ほどしか温度に差がないのは意外に感じるかもしれない。このくらいの温度があれば、新たに太めの薪を足してもスムーズに燃えてくれる。

 燃え切ると炎が落ち着いて熾火になり、最後には灰になる。火が消えているように見えても、温度は簡単には下がらない。手をかざしてみて数秒以上耐えられない熱さなら、まだ200℃を超えている証拠。熱いと感じなくなってから後始末の準備を始めよう(もちろん、時間に余裕がない場合は気をつけながら消火する)。

熾火は600℃ほど

 火床がメッシュの焚火台は、風が抜けるので高い温度をキープしづらい。その点、熱が反射するボウル型などの焚火台は温度を維持しやすかったので、焚き火初級者にもおすすめ。

 ちなみに、鎮火しかけた状態から再び薪を足して燃やすには、250〜500℃ほど温度があるとスムーズ。温度が下がり過ぎてしまう前に、次なる薪をくべるのをお忘れなく。

熾火の状態から1時間ほど放置して計測。それでも400℃以上あった
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