■もし刺されてしまったら、この草を探そう

左がユキノシタ、右がドクダミ

 市販されている痒み止めを常に持ち歩くことはなかなか難しい。そこで自然界にある痒み止めを覚えておきたい。

 例えば、川沿いの岩場などに自生し、葉っぱの表面が毛羽立っているのが特徴のユキノシタ。ホームセンターでも売られており、比較的、手に入りやすい。いたるところに自生するドクダミにも痒み止めの効果がある。独特な香りがするので、雑草界では嫌われ者として周知されている植物だ。

 私が蚊に刺されたときは、この2つによくお世話になっている。ちなみに、これを取りにいく最中に蚊に刺される可能性もあるので、お気をつけいただきたい。

撮影のために、初めて“蚊待ち”した
刺された直後に塗る方が効果は高いようだ

 使い方は簡単。葉っぱを手ですり潰し、液体を患部に塗る。

 ユキノシタは無臭に近いが、ドクダミは強烈な臭いがする。何度も試しているが、市販品並みに痒みは薄れていく。ジップロックに入れておくと日持ちするので、持ち歩こうと思えば持ち歩ける。

 正直なところ、どれも私は科学的な根拠を持ち合わせていないが、先人たちから受け継がれてきた知恵は、実際に役立っている。

 信じるか信じないかは、あなた次第です。