■北信の山々と共に楽しめる! まさに桃源郷「丹霞郷」

まさに桃源郷の世界が広がる!「丹霞郷」。背景は黒姫山と妙高山

 長野県北部の飯綱町にある「丹霞郷(たんかきょう)」は、展望に優れた丘陵地に広がる桃畑です。昭和8年に洋画家岡田三郎助が「まるで丹(あか)い霞がたなびいているようだ」と言ったことから命名されたと言われています。

 桃の花のピンク色が一面に広がり、さらに菜の花も鮮やかな黄色で咲き乱れる景色は、どこか懐かしさを感じさせます。西側には北信五岳(長野県から新潟県境にかけてそびえる山々。飯縄山・戸隠連峰・黒姫山・妙高山・斑尾山)が一望できます。

※駐車スペースも確保されているので、ゆっくりと花々と山並みを眺めることができますが、農家の方々の大切な畑には許可なく立ち入らないように。一帯は狭い農道なので、一方通行の指示に従って運転しましょう。

■残雪に輝く北アルプス! 「中山高原」

「中山高原」の菜の花畑。桜咲く「幻の池」とキャンプ場。奥には(左から)爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳

 北アルプス北部の玄関口、長野県大町市の郊外の山間にある中山高原。“蕎麦畑”でも有名ですが、その前に咲いている菜の花も圧巻、“穴場的”お花見スポットです。旧大町スキー場のゲレンデの一部、なだらかな丘陵地が一面の菜の花畑となっています。黄色い花の絨毯の向こうに残雪の北アルプスが白く輝き、まるで“絵はがき”のよう。雪解け水が集まって現れる「幻の池」も見どころです。

 敷地には鹿肉を使ったメニューが楽しめる「農園カフェ・ラビット」や藁(ストロー)で組んだ白い建物がユニークな「美麻珈琲」、明るい森の中で過ごせる「中山高原キャンプ場」があります。