長野県川上村、「秩父多摩甲斐国立公園」の入り口に位置する廻り目平(まわりめだいら)キャンプ場は、花崗岩の岩峰に囲まれた圧巻の景観が特徴のロケーション。さらにキャンプだけでなく、数々の魅力的なアウトドアアクティビティのパラダイスだ。

■ロケーション抜群! 焚き火を楽しめるキャンプ場

 標高約1,600m、花崗岩の岩峰群に囲まれたキャンプ場。谷間が開けた場所にあるため、明るく開放感にあふれ、日本離れした雰囲気で人気がある。

広い「大駐車場」は日帰りで利用する場合に重宝する

 キャンプ場へのゲートの横に建つ金峰山荘は宿泊や入浴も可能だ。広大な敷地はその奥に大駐車場、各テントサイトへと広がっている。サイトによってはテント横まで車を乗り入れることもできるので、便利で安心だ。

 焚き火がOKなどころか、なんと直火もOKだ(ただし利用者の多くは焚き火台を利用している模様)。敷地内から薪になるような枝を持っていく人が多いので、自ずと森の中がすっきりと片付いている。

周り目平キャンプ場:http://w2.avis.ne.jp/~mawarime/

■奥秩父の名峰への登山口! 登山のベースに最適

金峰山の稜線から望む瑞牆山の眺め。奥には八ヶ岳

 キャンプ場から奥に進むと、小川山や金峰山などへの登山道が始まる。奥秩父の名峰への信州側の入り口としても便利な立地だ。

 前日にテントを張ってしまえば、キャンプを楽しみつつ翌朝早い時間に歩き出すことも可能だ。また、下山後にのんびり過ごして、翌日はクライミングや釣りをしたりと欲張ることも。天気に合わせて登山とその他のアクティビティのスケジュール変更も可能になる。

■圧巻のルート数を誇る日本のクライミングの聖地!

スラブ、フェイス、クラック…… 豊富なバリエーションのクライミングルートが目白押しだ

 廻り目平周辺の花崗岩の岩場は、「小川山」の名前でクライマーたちに親しまれてきた。日本のクライミングの黎明期より開拓され、国内屈指のルート数を誇る。

 いたるところにある巨石でボルダリングも楽しめる。標高が高いため夏場でも涼しく、快適に登れるのも魅力だ。