■安心感を買うつもりで1本常備したい
これはスプレー型のプッシュタイプで、水鉄砲のように消火液が噴出し、ピンポイントで狙いを定めやすい。ひと噴きするだけで炎が収まるさまは快感を覚え、クセになってしまう。
ちなみに、あくまで炎の延焼を抑える初期消火のためのもの。炎のサイズや熾火の量によるが、焚き火を完全に鎮火させるには1本を使い切らないとならない。緊急時やチェックアウトが迫っているけれど消火しきれない、そのような場面でのみ使うといいだろう。面白いからとやたらに使っていると、消火液で焚き火台を傷めてしまうので注意したい。
これは登山でいうところの熊除けスプレーのようなもので、安心感を買うつもりで常備しておきたい。ホームセンターの防災グッズやアウトドアコーナーに置いてあり、1,000〜2,000円ほどで安心が手に入ると考えれば高くない。
ただ持っていても奥深くにしまっては意味がないので、火を焚く際には誰もがすぐ使えるよう目立つところに置いておくことが大切だ。