■着火しないのには理由がある

 火花さえ飛べば、「これでいいんじゃないの?」と思うかもしれない。回数を重ねれば、そのうち運良く燃えてくれることもあるだろう。しかし、火花を豪快に散らすことができても、なかなか火がつかないのには理由がある。

 なぜ、火が点かないのかというと……

1:目標物との距離があり、火花が着火前に燃え尽きてしまう

2:火花の軌道が安定せず、目標物以外に落下してしまう

3:風があって目標物が動いてしまう

4:火花はたくさん出るが着火しないことで、イライラが募って雑になってしまう

ファイヤースターターをなるべく立て、先端で目標物を押さえる
勢いよくストライカーを擦り落とす

 この4つの原因を踏まえて、百発百中とはいかないが、百発九十五中ぐらいの着火スタイル伝授しよう。

 まず目標物である焚きつけをロッドの先端で押さえつけ、ロッドを垂直になるぐらい立てる。あとはストライカーでロッドを削り落とせば、驚くほど簡単に着火できる。こうすることで火花が散らばらなくなり、着火精度がグンッとアップする。

 ただ慣れるまでは、勢い余って火床に手を強打する可能性は否めない。また、風がなければ、目標物を押さえなくても同様の作業は問題なくできる。

 あなたがファイヤースターターで上手く着火できないのは、決して難しい作業だからではなく、ましてや道具の性能の問題でもない。角度の問題だけなのだ。火花を飛ばすことさえできるならば、誰でも着火できてしまうので試してみてほしい。

記事本文に戻る