■ポット内にバーナーとOD缶がピッタリ収まる

 ポットはアルミ製(フタ付き)の1Lサイズで、1回分の量としては十分でしょう。カップラーメンやコーヒーなどを作る際に、ちょうどいいサイズなのです。

ポットのサイズは1Lで、1回分の量としてもちょうどいい

 直径120mm×高さ98mmというサイズのポット中に、「バーナー本体とOD缶がピッタリ収まるように作られています」(鈴木さん)。OD缶は、105gタイプの「パワーガス105トリプルミックス SOD-710T」を使用します。

ポットの中でバーナーとOD缶をまとめられる

 重量は、バーナーが約81g、ポットが約141g(本体+フタ)、OD缶が約192gなので、トータルにしても約414gと、負担にならないレベルと言えそうです。

■収納袋が付属するから持ち運びも安心

 バーナーの発熱量は3.0kW(2,600kcal/h)なので、スムーズにお湯を沸かすことができます。「以前のモデルでは火力にロスがあったのですが、このバーナーはまっすぐ炎が上がるので、効率よく温められるんです」(鈴木さん)

 この製品のいいところは、何と言っても、コンパクトなのに調理ができる一式が揃っている点です。バーナー用の収納ケースも付いていますし、本体を入れるメッシュの収納袋も付属していますから、安心して持ち運ぶことができます。

メッシュの収納袋も付属している

 コスパもよくて扱いやすい「アミカスポットコンボ SOD-320PC」は、初心者が気軽にアウトドアで調理するのにうってつけのモデルと言えるでしょう。

 

【商品情報】
アミカスポットコンボ SOD-320PC(SOTO)
参考価格/8,250円(税込)
サイズ/バーナー・幅76mm×奥行き100mm×高さ86mm (使用時)、ポット・直径120mm×高さ98mm、105gOD缶/直径90mm×高さ65mm
重量/バーナー・81g、ポット・118g(本体)、23g(フタ)、105gOD缶・192g
https://soto.shinfuji.co.jp/products/sod-320pc/

【取材協力】
アルペントーキョー [Alpen TOKYO](東京都新宿区新宿3-23-7 ユニカビル)
https://store.alpen-group.jp/
鈴木正志さん
プロフィール/高校時代に山岳部に所属し、いまも週に1回のペースで登っている超ベテラン。最近は山頂を目指すだけでなく、花や苔といった自然の美しさも堪能している。アルペントーキョーのシニアトレッキングアドバイザー。

お話をうかがったアルペントーキョーの鈴木正志さん