■山岳の事故のない“異例”のGWとなることを願って

天狗原へ向かう途中。木々が目立ちます

 前述した通り、北アルプス北部の山岳エリアは例年とはかなり異なるコンディションです。「何度も行ったことがある」場所を選ぶ事ことは大事ですが、それが通用しないのも登山やバックカントリーです。

 さらに今年のGW中は、天気の移り変わりが激しそうです。目まぐるしく変化する山の天気に対応するためにも、各ソースをこまめにチェックして常に最新の情報を入手し、状況に応じた判断が欠かせないでしょう。いずれにせよ、数日に渡る山行プランは実現が困難になりそうですね。

 連休中、残雪の山へ登山やバックカントリーに出かける計画を立てている人も多いかと思います。十分に準備、計画を立てて、的確な判断と慎重な行動で楽しんでください。山岳事故のない“異例”のGWとなることを願っています。