いま、スキー場は滑るだけの場所ではなくなってきている。食事、アクティビティ、宿泊、観光などを組合わせ、冬の旅の目的地として新しい価値観が生まれつつあるのだ。そうしたスキー場が本来持っている非日常的な空間の魅力に気がついたのは、滑らない人達の視点に立ち、これまでの概念を取っ払ったスノーリゾート。滑ることに加えて、雪のなかでできるさまざまな体験を経て、スノーリゾートを存分に満喫しよう。
■3連ゴンドラがシンボルに
広大な志賀高原の、文字通り中心に位置するのが「志賀高原中央エリア」だ。
一の瀬ファミリー、一の瀬山の神スキー場、一の瀬ダイヤモンド、西館山、東館山、タンネの森オコジョ、高天ヶ原マンモス、寺小屋、発哺ブナ平、ジャイアント、蓮池、サンバレー、丸池の13のスキー場で構成されている。
各スキー場は相互に連結しており、スキーやスノーボードを履いたまま移動しながら、多彩なコースを楽しむことができる。また、中央エリア限定のリフト券を利用することで、これら全てのスキー場のリフトに乗車可能だ。
玄関口となるハブスポットは「志賀高原山の駅」。目の前に「志賀高原リゾートゴンドラ」の乗り場があり、その他のスキー場へもバス停から発着する無料シャトルバスを利用できる。
「志賀高原リゾートゴンドラ」は2020年12月に開業。志賀高原山の駅(蓮池)とジャイアントを結び、全長約400mを約1分30秒で運行する。国内スキー場で初めて登場した3連結パルスゴンドラとして、シンボル的な存在だ。
13ものスキー場があるため、オススメのコースを1つや2つに絞るのは難しい。多くの斜面があり、多様なニーズに応えてくれる。ファミリーでのんびり過ごしたい人も、しっかりと滑りたい人も満足できる。上級者なら13のスキー場を巡りながら、お気に入りのコースを見つけるのが楽しみだ。手応えのある急斜面、オフピステが楽しめるコース、ユニークな地形のコースなど、必ず自分に合ったものが見つかるだろう。
エリア内にはホテル、ロッジ、旅館、ペンションなどが点在し、食の楽しみも豊富だ。また、発哺温泉や志賀山温泉という2つの温泉が湧き出ている。
■'24-25 要注目トピックス
●志賀高原山の駅は充実した設備で便利!
「山の駅リゾートセンター」は、志賀高原中央エリアのハブステーション。リフト券販売、スキースノーボードレンタル、コインロッカー、シャワー室、無料大駐車場などの機能を備える。そして、志賀高原リゾートゴンドラの乗り場は目の前だ。
■Ride【滑】フリーライドに絶好の舞台が広がる
一の瀬ファミリーの「天狗コース」は緩やかなロング斜面で、初心者から中級者に適している。「エターナルコース」は静かで落ち着いた雰囲気の寺小屋にあり、雪質は良好。穴場的魅力がある。他のエリアとの連絡がいいのも魅力だ。そのほか、エリアの広さに比例して上質コースの数は多い。
■Play【遊】滑らずに遊ぶなら丸池スノーランドへ
丸池スノーランドは、家族連れやビギナーに人気。施設と遊具が多数揃っており、スキー・スノーボードをしなくても存分に楽しめる。「志賀高原スノーシュートレッキング」では、専門知識に長けたガイドとともに豊かな自然に触れる至福のひとときが体験できる。また、東館山山頂付近の散策もオススメだ。
■Food【食】選びきれないほどの飲食施設から3つを厳選紹介
「ザ・ルーフトップダイニング」はアルプスの山岳リゾートのようなレストラン。店内で味わえるのは、濃厚なチーズフォンデュと地元信州産ワインの数々。「レストラン Hi HAPPY」はホテルオークラグループの元総料理長がメニュー開発に協力。「山ノ内大勝軒」は名店の味を提供する。
■Relax【癒】標高2,000mのテラスから眺める志賀高原の絶景
東館山ゴンドラリフト終点の東館山山頂にある「東館山山頂テラス&ザ・ルーフトップダイニング」は、心安らぐ空間。北アルプスの山々、北信五岳の大パノラマを見渡すテラスデッキがあり、さらにカフェスタンド、ヨーロッパアルプス料理を提供するレストランを併設する。
【施設情報】志賀高原 中央エリア
営業期間:2024年11/30(土)~ 2025年5/6(火)
営業時間:8:30 ~ 21:00
リフト券:大人1日6300円
【MAP】
【「BRAVO SKI 2025 Vol.2」より再編集】
[PR]