■期待の日本発テントサウナ!『Iam Sauna(アイアムサウナ)』

 ここまでご紹介してきたテントサウナは、いずれも海外で作られたものがベースになっているが、ここ数年は日本のテントサウナブランドも多く台頭してきている。そのなかで、2022年にクラウドファンディングで注目されたのが『Iam Sauna』だ。

 ガチのサウナ好きとキャンプ好きが集結し、今考えられるベストなテントとストーブを開発。テントは構造も性能も前述の「Sotoburo CUBE」に匹敵しつつ、6人入っても広々とした居住空間が魅力。

 そのうえで注目したいのが、国産ストーブの「tanzawa」で、コンパクトなのに高火力で高効率なのが特徴。素材に鉄を採用していることもあり(サビに強い黒色の高熱焼付塗装済み)、高い耐久性と放熱性を実現している。しかも、かっこいいのもポイントだ。

日本のサウナ好きたちの情熱がこもった芸術品(写真:HPより)

 価格はテントとストーブとサウナストーンで19万円ほど。現時点ではかなりコスパ的に優れており、国産なので修理などに関しての対応も安心だ。

販売店:Iam Sauna

https://iamsauna.jp

■2023年おすすめ「テントサウナ」5選のまとめ

 サウナ好きのなかには、ひたすら高温が好きな人もいれば、75℃程度からじっくりロウリュを楽しむ人もいる。今回紹介したテントサウナにはそれぞれに特徴があるので、予算はもちろん、自分がどんなスタイルのサウナが好きなのかを整理してから、購入を検討することが大切だ。

 あとは、アウトドアでの最低限のマナーやルール、そして危険を伴う薪ストーブの使用について十分な知識を身につけてから購入するようにしよう。2022年12月には、「アウトドアサウナ協会」も設立され、今後は利用基準なども順次発信されていくはず。こちらの動きにも注目しておくと良いだろう。