いよいよ年の瀬も押し迫ってきましたね。年末年始はどこに行っても混み合う印象があると思います。会社勤めの方にとっては長期休暇で、北海道や海外に出かける方もいるでしょう。でも、家族サービスや帰省など、年末年始に済ませる用事があって遠方に滑りに行くのがむずかしい方もいますよね。「滑りに行きたいけど、混んでるのは嫌だな」と思っているあなた。実は、混雑を回避できる狙い目の日があるので、理由とともにお伝えします。

■年末年始・日帰りで滑りに行くなら元旦が狙い目!

スキー場から見える白銀の絶景に出会えるかも

 年末年始の休暇は、一般的には12月29日から1月4日までが多いようです。どこも混み合いそうですが、空いている日はあるのでしょうか。結論を言うと、元旦が一番狙い目です。

 一般的に元旦は初詣に行ったり、親戚の家を訪れたりと家族での用事がある場合が多いですよね。また、カウントダウンで夜遅くまで過ごしたのでゆっくり家で過ごしたい、と考える方も少なくありません。そのため、連休でも元旦はスキー場が空いているのです。

 スキー場関係者に聞いてみたところ、「年末年始は元旦が空いていますね。31日、30日も比較的狙い目だと思います」と教えてくれました。

■スキー場も道路も最も混み合う1月2日

スキー場に向かうときは1月2日が交通量が多い(『NEXCO東日本ホームページ』より)
都内の方面へは1月2日、3日は高速道路は渋滞しやすい(『NEXCO東日本ホームページ』より)

 では、年末年始で最も混み合う日はいつでしょうか。答えは1月2日です。元旦の静けさはどこに行ったのか、というぐらいどこもにぎわいます。1月2日は初売りの日でもあり、「元旦は家でゆっくりしたし、そろそろ外に出ようか」と考える人も少なくありません。

 スキー・スノーボードも同じで「よし! 初滑りだ!」と、スキー場に訪れる人が多くなります。人の移動が増えれば、帰宅の高速道路も渋滞する可能性も高いですよね。NEXCO東日本が発表した、年末年始の高速道路の渋滞予想が発表されていますが、1月2日が最も渋滞するとされています。さらに、16時には関越自動車道の高坂ICから30kmの渋滞が起こる可能性があるのです。

 混雑を避けたい方は、スキー場もにぎわい、高速道路も渋滞する可能性が高い「1月2日」は避けた方が無難と言えますね。

年末年始期間の高速道路における渋滞予測について【NEXCO東日本版】https://www.e-nexco.co.jp/amp/pressroom/head_office/2022/1125/00012032.html

■「急がば回れ」渋滞回避に温泉やご飯に行こう

渋滞に巻き込まれるよりも温泉に入ってゆっくりしよう

 家族や友達との予定もあり、渋滞が予想されている日に行かないといけない、日程の変更がむずかしいこともあるでしょう。では、渋滞する時間を避けるために、有意義な時間を過ごしてはいかがでしょうか。スキー・スノーボードの後はゆっくり温泉に浸かったり、おいしいご飯をいただいたりとスキー場周辺の観光を楽しんでから帰ることをおすすめします。

 スキー場周辺には温泉も多く、その土地のおいしいものもたくさんあります。例えば、片品村であれば「花の駅・片品 花咲の湯」は温泉と食事処が併設されているので、ゆっくり過ごすことができます。源泉は「花咲温泉 越沢の湯」でアルカリ性の単純温泉です。効能は神経痛や筋肉痛、関節痛などがあるので、スキー・スノーボードの疲れを癒してくれそうですね。サウナも併設されているので“ととのう”かも。また、片品村でしか採取できない鉱石を使用した岩盤浴も楽しむことができます。食事処では片品村で採れた舞茸や「尾瀬ドリームポーク」を使用した料理が用意されているので、力をつけてから帰宅できそうですね。

片品村の花咲の湯は温泉も食事処もそろっている

 年末年始に群馬県にスキー・スノーボードに出かけたいと考えている方は、参考にして計画してみてはいかがでしょうか。