徳島県にある豊かな自然が残る町「神山町」。その森の中に、とあるサウナがあります。何やらDIYでサウナ小屋を建て、森を再生させているとか……。
ほぼ毎日サウナに入る生活を約3年間送っている筆者にとって、初めて聞くサウナのコンセプトに非常に興味が湧きました。早速予約を取り関東から徳島へ。このサウナを体験し、オーナーの女性にお話を伺いました。
■森のなかに佇むサウナ小屋
サウナに向かう前に、神山町に一つしかないコンビニに立ち寄りました。雄大な自然を背景に、だだっぴろい駐車場とともにポツンと存在しています。
まずはこちらのサウナがある貸切宿、「B&B On y va & Experience」へ向かい、早速オーナーの齊藤さんにサウナへ案内してもらいました。道路の脇から森へ歩いていくとすぐに小高い位置にサウナの小屋が見え、横には沢が流れています。齊藤さんは持ってきた焚き付け用の小さな木を使って手早くサウナストーブの火入れを行い、周辺の森から枝を集めてヴィヒタ(サウナの中で使うアイテム。後述します。)を手際よく作ってくれました。サウナ小屋ともう一つの更衣室にしている小屋は、全て齊藤さんの手作りとのこと。初めてとは思えない素敵な出来栄え!
サウナの後は、横に流れる沢の滝つぼを水風呂代わりにしてね、とのこと。見てみるとちょうどいい深さの滝つぼがあります。私有地で誰も来ないから、良かったら全裸で入ってみて下さいとのこと(!)野生児気分も味わえるんですね。なんて贅沢なセッティングなのでしょう。(一応我々は水着に着替えました 笑)