メスティンはアウトドア炊飯に向く道具ですが、吹きこぼたり、焦がしたりとなかなかうまく炊けないという話もよく耳にします。

 そこで、今回はメスティン炊飯のコツをお伝えしつつ、浸水時間がいらないタイ米を使ってボリュームたっぷり「カオマンガイ」を作ってみましょう。

 ちなみに、「カオマンガイ」とは、蒸し鶏の茹で汁で炊き込んだタイ米に蒸し鶏を載せた料理。タイ語で「カオ」とは米を、「ガイ」は鶏肉を意味しています。

難易度★★★☆☆ 肉に下味をつける、食材をカットする、炊く

調理時間:約30分(鶏肉の下味をつける時間を除く)

使用調理器具:メスティン、ミニバット、菜箸、スプーン、バーナー、厚手の布

山形のアウトドアショップ「DECEMBER」のオリジナルカラーのメスティン

 メスティンとは深さのある箱型のクッカーで、取り外し可能な折りたたみ式のハンドルが付いています。アルミ製で熱伝導率が高いのが特徴で、お米を美味しく炊けます。吹きこぼれさせず、お米を対流させてふっくら炊くには余裕を持った量にとどめることがポイント。普通サイズは約1合、ラージサイズは約2合がおすすめです。

 今回はお米1合と鶏もも肉1枚がぴったり入る普通サイズを使用しました。

鶏もも肉はあらかじめ下味をつけておく

材料(2人分)
・鶏もも肉…大1枚(約300g)
・タイ米…1合(150g)
・水…150㏄
・パクチー(根もあるとベター)…1束
・レモン…1/4個
<下味用>
・砂糖…小さじ1
・ナンプラー…小さじ1(※醤油でも可)
・酒…大さじ1
<たれ用>
・ナンプラー…小さじ2(※醤油でも可)
・レモン汁…大さじ1
・砂糖…小さじ1
・味噌…小さじ1/2
・にんにく…1片
・しょうが…5g
・輪切り唐辛子…適量
・ごま油…小さじ1

根付きのものが手に入るなら、パクチーの根を一緒に炊き込む