■これぞJAPOW! 予想外の軽い粉雪に歓喜の声が

快適な斜面! 静かなブナの森に思わず歓声を上げてしまいます(撮影:Ryu)
軽い雪はスキー板を走らせてくれます。粉雪を散らして滑ります(撮影:Ryu)
筆者は実はアップアップ。このあとどうなったかはヒミツ……(撮影:Ryu)

 いよいよ滑走です。下界は昨夜から小雨でしたが、山頂部は雪だったようで、新雪が積もりノートラックの斜面が広がっています。白い霧は立ち込めているものの、安全に滑走する視界は確保できています。

 最初に、ガイドのRyuさんが元気よく飛び込んでいきます。細かくターンを刻みながら楽しそうに消えていくのを見ながら、自分もあんなふうに滑りたい! という思いがふくらみます。

 無線の連絡を受けて、ゲストも喜びの雄叫びを上げながら次々とドロップしていきます。筆者の番が来ました。ブナの木は適度な間隔で生えているので、気持ちよく滑走できます。しかも、雪が軽い!  これこそ日本が世界に誇る“JAPOW”(ジャパンパウダー)なのでしょう。板がどんどん走っていきます。そのため、テレマークスキーの操作性に課題のある筆者の歓声が悲鳴に変わる瞬間も一度や二度ではありませんでした。それも雪遊びの喜びの一つと、言い訳をしておくことにしましょう。

下りてきたら遠くにはうっすらと青空が広がっていました。山スキーあるあるです(撮影:Ryu)
滑った後は疲れをいやす野沢温泉へGO!(撮影:Ryu)

 山の下部は藪がまだ濃かったので、途中で登り返すなどしながらのんびり滑りを楽しみました。鍋倉山の大きな懐で遊ばせてもらったあとは、近くの野沢温泉に直行です。外湯の熱い温泉に身を預けると、先ほどまでのブナの風景が鮮やかによみがえってきます。今日の滑りについて「あそこはうまくいった」「どうしていつも最初のワンターン目でこけるのか?」などと一人振り返りながらムフフ…… とほくそ笑むのでした。

(取材協力:SKIER’S PLACE)