■河津桜と自然の道をゆく、癒しの大楠山ハイク

満開の河津桜が出迎えてくれる大楠山の登山口

●桜咲く登山口までのアプローチ

 JR逗子駅前から京急バスに乗り、静かな住宅街を抜けて前田橋バス停で下車する。登山口までは徒歩15分ほどだ。

 まだ厳しい寒さの続く2月中旬だが、登山口周辺にはすでに河津桜が咲き始めており、鮮やかなピンク色が青空に映えて美しい。カメラを構える人や、花見を楽しむハイカーの姿も多く、春の訪れを感じさせる賑わいがあった。花の香りと柔らかな日差しが心地よく、歩き出す前から気分が高揚する。

●沢沿いの静かな道を通り大楠平へ

歩きやすいなだらかな登山道。沢の音が心地よい

 登山口手前にある正行院(しょうぎょういん)の緑豊かな境内を過ぎ、ハイキングコースへと入る。登山道はすぐに沢沿いの山道となり、水音を聞きながら歩くことができる。

 自然林に囲まれた道は道幅も広く歩きやすい。また、所々にベンチや東屋が設けられており、ゆっくりとしたペースで登れるのが魅力である。

 この区間では、小鳥のさえずりや木々の間から差し込む光が心を癒してくれる。杉や広葉樹の森林浴を楽しみながら進んでいくと、林道と合流する箇所に出る。

 林道をしばらく登っていくと、大楠平と呼ばれる広場に到着する。ここにはトイレやベンチがあり、休憩ポイントとして最適だ。雨量観測のためのレーダー塔は、展望台として登ることもできる。相模湾の海岸線や街並みを望む気持ちの良い眺望が広がっているので、ぜひ寄り道してほしい。

広々とした大楠平の広場。ベンチもありゆっくりと過ごすことができる