■肉塊の大きさよ!

マテ茶鶏のオリーブオイル漬け。肉の重量は約80g

 次に紹介するのは、おつまみ缶詰の代表「缶つま」シリーズの「マテ茶鶏のオリーブオイル漬け」。

 ビタミン豊富なマテ茶を加えた飼料で育てたマテ茶鶏は、臭みが少なく、加熱しても肉がジューシーなのが特徴。その大きな肉の塊をエクストラバージン・オリーブオイルに浸け、ガーリックを効かせた塩味に仕上げている。

 肉の缶詰はいく種類もあるけど、これほど大きな塊が入っているのは稀。スキレットで熱々にして頬張ると「オレ、肉を喰ってるぞ!」という満足感が得られるのだ。

■余ったオリーブオイルどうする問題

マテ茶鶏缶のオイルは約100mlある

 鶏肉の量、質とも満足できるマテ茶鶏缶だけど、ひとつ懸念すべき点がある。それは一緒にオイルが約100mlも入っていることだ。これをどうやって使うか。

 なにしろ、これはエクストラバージン・オリーブオイルで、健康に欠かせないオレイン酸とポリフェノールを豊富に含んでいる。それに円安のせいでエクストラバージン・オリーブオイルは今や高級品でもある。捨てるなんてとんでもない!

 もっとも簡単な使い途は、オイルに粉チーズを加え、パンを浸しながら食べること。粉チーズの塩気が加わったオイルは旨味が倍増し、パンがいくらでも食べられそうだ。

■炊き込みごはんもアリ

タイ米と一緒に炊けばカオマンガイ風に

 いっそのこと、オイルごと料理に使う手もある。例えば、カオマンガイ風の炊き込みごはんはいかがだろう?

 クッカーにタイ米1合を入れ、水200mlとマテ茶鶏缶のオイル全量を加えて炊く。炊き上がったら鶏肉をのせて再びフタをし、10分ほど余熱で蒸らしながら鶏肉を温めれば缶成! 味付けはとくに必要がなく、缶詰に含まれている塩分で十分足りる。タイ米がなければ、普通の米でもおいしく出来ますぞ。