青森県と秋田県の県境にある十和田湖。その十和田湖東岸から始まる奥入瀬川の上流域14kmに及ぶ奥入瀬渓流。苔むす渓流は濃い緑に覆われ、夏の間は涼やかな世界が広がり、これからは紅葉へとその彩りを変えていく。
全国的にも厳しい暑さが続いたこの夏。涼を求めて奥入瀬へと。涼やかな風が吹き抜ける渓流から十和田湖までも、その魅力を全身で感じるために自転車でめぐってみる。がっつり走りたい派ものんびりサイクリング派もどちらも楽しめそうだ。
■渓流のほとりに佇む、奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート

美しい渓流のそばに建つ「奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート」(以下、奥入瀬渓流ホテル)。落ち着いた雰囲気の本格リゾートホテルは、岡本太郎作の巨大な暖炉「森の神話」がそびえるロビーに出迎えられる。大きな窓の向こうに広がる森は季節ごとにその彩りを変え、景色を含めてのひとつの作品といったところ。


夏の間、このロビーでは苔むす奥入瀬渓流をイメージした「おいらせ苔パフェ」が提供された。抹茶アイスをベースに指でこするとハーブのような清涼感のある香りがするジャゴケをイメージしたハーブやアーモンドなど、味覚や食感、香りも大満足。秋はなんと、毒きのこ!? をイメージしたスイーツが登場するとのこと。

(提供場所:渓流-BASE)
●奥入瀬渓流ホテルでの時間をもっと特別なものにしたいなら1日1組限定「苔スイートルーム」

奥入瀬で過ごす時間をさらに特別なものにしてくれるのが「苔スイートルーム」。1日1組限定のラグジュアリーな空間は、室内のいたるところに苔むす奥入瀬渓流を感じさせるデザイン。


室内には客室温泉があり、渓流を眺めながらプライベートな空間で温泉に浸かる時間は至福のひと時。もちろん、ホテルには大浴場もあり、渓流露天風呂からはパノラマのように美しい景観が広がっている。

●青森の伝統的な食材や料理がフレンチと融合したディナーを堪能


奥入瀬渓流ホテルでの夕食は2つのレストランから選ぶことができる。家族や仲間とカジュアルに楽しみたいならビュッフェスタイルの「青森りんごキッチン」がいいだろうし、大切な人と特別な時間を過ごしたいなら本格フレンチ「Sonore(ソノール)」を選びたい。

特にソノールでは、青森の食材や伝統料理がフレンチと融合し、ここでしか味わえない味覚に巡り合うことができる。全8品のコース料理はいずれも自然豊かな青森の食文化を感じさせ、夏メニューでは、南部地方の郷土料理「いちご煮」がフレンチへとアレンジされた。
この地方の浜料理が見事にフレンチへと姿を変えたひと皿は視覚、味覚ともに驚かされる。これからの秋、そして冬のメニューはどんな料理が出てくるのか。それを目当てに奥入瀬を訪れるというのもいいのでは!?(*料理は時期により、提供内容、食材の産地が異なる場合があります)
