寒くなり登山やハイキングで景色を楽しみながら歩くのが楽しい季節となった。山を登り汗をかいた後は温泉で汗を流したり、その土地のおいしい物を味わいたくなるものだろう。今回は、東京近郊の登山・ハイキングコースの近くにある温泉とグルメを紹介していく。
■高尾山のあとはサウナとビールで……
まずは世界で最も登山客が多いとされ人気No.1の山、東京・高尾山のふもとにある温泉・サウナ施「TAKAO36サウナTOKYO」だ。
高尾山口駅から徒歩2分の甲州街道沿いにあり、登山帰りに立ち寄るのにちょうどよい立地だ。ヒノキの香りでリラックスしながら汗を流せるメインのサウナルーム「fukurou」と、ガラス窓越しに高尾山の山並みの風景とセルフロウリュが楽しめる「kawasemi」の2つのサウナを楽しみつつ、水風呂や外気浴で「ととのう」は最高の体験だ。
ここはサウナだけでなく、美味しいごはんとビールをいただけるのが特徴。目にも鮮やかな釜めしは海と山の幸をふんだんに使用、特製の出汁で炊き上げたふっくらご飯が下山後のすきっ腹を満たしてくれる。このほか八王子産の食材を使ったおつまみなども多数あり、ビールがすすむだろう。
TAKAO36サウナTOKYO
住所:〒193-0844 東京都八王子市高尾町2292
月曜定休
ホームページURL:https://takao36sauna.com
■奥多摩ハイキング後は、湯浴みと地魚の愉しみ
奥多摩周辺の登山帰りに立ち寄りたいのが。奥多摩駅から徒歩約10分の場所にある「もえぎの湯」だ。周辺にはハイキングコースだけでなく、マス釣り場やキャンプ場があり、アウトドアアクティビティとセットで立ち寄るのもオススメ。内風呂、露天風呂のほか、屋外には足湯が設置されている。足湯は無料で利用でき、ほっと一息つくのにちょうどいい。
レストランでは川魚(ヤマメ)の塩焼きをぜひ食べてほしい。「奥多摩やまめ」と呼ばれる奥多摩ならではのブランド渓流魚だ。奥多摩の源流水で育ったご当地の魚を味わってみてはいかがだろうか。
入館料は1,050円。温泉やレストランの他にも、奥多摩の名産品を取り揃えた売店もあるのでここでお土産を選ぶのもおすすめだ。
もえぎの湯
住所:〒198-0212 東京都西多摩郡奥多摩町氷川119-1
電話:0428-82-7770
月曜定休
ホームページURL:https://www.okutamas.co.jp/moegi
■狭山丘陵ハイキングとセットで楽しむ、茶の湯と季節のランチメニュー
最後に紹介するのは東京都と埼玉県の県境に広がる、豊かな自然が残る狭山丘陵。周囲にはトトロの森と呼ばれる山林が広がり、ハイキングやサイクリングコースとして人気がある。
また、狭山丘陵近くには西武ドームや西武園ゆうえんちがあり、野球観戦やレジャー目的で訪れる人たちも多い。
そんな狭山丘陵のハイキングとセットで訪れたいのが、掬水亭(きくすいてい)の日帰り温泉入浴だ。目玉はなんといっても地元の名産品である狭山茶を配合したオリジナルバスパウダーを使った茶湯。お茶の香りを楽しみながら体を癒すことができるほか、セルフロウリュを行えるサウナもあり“サウナー”なら一度は立ち寄ってもらいたい場所だ。日帰り入浴は1,000円で利用可能。
掬水亭にある中国料理「レストラン天外天」では、季節替わりのランチメニューが提供されている。自然豊かな狭山丘陵の景色を眺めながら、旬の食材を使用したちょっとリッチなランチメニューで心もお腹も満たすことができる。
掬水亭
住所:〒359-1145 埼玉県所沢市山口2942
電話:04-2925-7111
12月31日〜1月5日は休止
ホームページURL:https://www.princehotels.co.jp/kikusuitei
●山歩き後は温泉やご当地グルメで締めくくる!
登山やハイキングで歩いた後は、温泉や食事、一杯のビールが一層体に染み渡る。ハイカーの疲れた体をリセットしてくれる貴重な時間だ。山歩きを計画する際は、ぜひその後の過ごし方もセットで考えてみてほしい。