雪上での靴の悩み「滑る・冷たい・濡れる」は、誰もが一度は味わったことがあるはず。アイスバーンでの転倒は危険であり、水分を含んだ雪の場合靴の中が濡れると、冷たいうえに気持ちが悪い。

 今回は2,000円台というお手頃価格で手に入る、ワークマンの人気スノーブーツ3つを「防寒性」「防滑性」「防水性」の観点で徹底比較する。ワークマン店長からのコメントもあるので、スノーブーツを履いたことがない人や、買い替えを検討している人はぜひ参考にしてほしい。

■ワークマンの人気スノーブーツ紹介

 今回紹介するワークマンのスノーブーツは、「ケベック」「ケベックネオ」「防寒ラークスハイランダー」の3つ。各スノーブーツの特徴やスペックなどを紹介する。

●4cm防水の軽量人気モデル「ケベック」

ロングセラーの「ケベック」。「暖かさとスッキリしたデザイン」が普段使いに適している

 ロングセラーの「ケベック」は接地面から4cmまでが防水仕様になっており、アッパー(足全体を覆う部分)には撥水加工が施されている。インナーには抗菌・防臭効果のある「DEOPUT(デオプット)インソール」が搭載され、外して洗えるため衛生面での配慮もうれしい。

 今回比較したブーツの中では最軽量の228g(Lサイズ、片側・実測)で、長時間の使用でも疲れにくい。履き口背面には雪の侵入を防ぐドローコードがあり、スッキリしたデザインとなっている。丈のあるブーツながら、柔らかいアッパー素材で履きやすさもよい。

防寒ブーツ ケベック
価格/2,500円(税込)
カラー/ブラック、ネイビー
サイズ/SS、S、M、L、LL、3L、4L

商品サイト:FC362 防寒ブーツ ケベック | ワークマン公式オンラインストア

●完全防水で、保温性が高い「ケベックネオ」

滑りにくく、とにかく暖かい「ケベックネオ」

 「ケベックネオ」は、「ケベック」から防滑性や防水性が向上したモデル。特筆すべきは“ガラス繊維配合”の「WMアイスソール」の採用で、凍結路でも滑りにくい。さらに履き口までが完全防水仕様となっているため、深い水たまりに入っても安心だ。

 393g(Lサイズ、片側・実測)で、「ケベック」より多少重いが、気にならない程度。ボール状の中綿により、とにかく暖かく保温性が高いと感じる。「ケベック」と同じインソールが採用され、実用性や衛生面も抜群である。

防寒ブーツ 氷雪耐滑ケベックネオ
価格/2,900円(税込)
カラー/ブラック、ホワイトフォグ、モスグリーン
サイズ/S、M、L、LL、3L、4L

商品サイト:FC222 防寒ブーツ 氷雪耐滑ケベックネオ | ワークマン公式オンラインストア

●7cm防水で、アウトドア映えする「防寒ラークスハイランダー」

筆者が雪の日や冬の釣りで3年間愛用している「防寒ラークスハイランダー」

 筆者が3年愛用している「防寒ラークスハイランダー」は、スタイリッシュでアウトドアシーンでも映えるデザインだ。履き口にボアを採用しており、ブーツ内への冷気の侵入を防いでくれる。接地面から7cmまで防水仕様になっているため、シャーベット状の雪道や雨天時でも安心して使用できる。

 溝が深いアウトドアソールによって踏ん張りがききやすく、シャーベット状の雪道でも滑りにくい。重量は543g(Lサイズ、片側・実測)と、比較したブーツの中では一番重いが、歩行の安定には一役買っているように感じた。筆者は秋から春に掛けて3シーズン履いているが、ソールの剥がれや縫い目のほつれなどもなく、耐久性が高いのもうれしい。

防寒ラークスハイランダー
価格/2,900円(税込)
カラー/ブラック、キャメル
サイズ/M、L、LL、3L

商品サイト:FC312 防寒ラークスハイランダー | ワークマン公式オンラインストア