肌寒くなってくると欠かせない防寒インナーは、服の下に一枚着るだけで、体を温めてくれるアイテム。キャンパーご用達のワークマンでも、2024シーズンから女性向け防寒インナーとして「シン・ホッとするインナー」シリーズが発売された。
吸湿発熱、保温、吸放湿性、ストレッチ性能などの多機能性に加え、特筆すべきはシリーズ内のアイテムがすべて980円(税込)以下というコスパのよさ。今回は「シン・ホッとするインナー」シリーズの「8分袖襟シームレスUネック」の使用感やヒートテックとの違いをレポートする。
■シン・ホッとするインナーシリーズ「8分袖襟シームレスUネック」をレビュー
スッキリ着こなしたい人へのおすすめとして売り出している「8分袖襟シームレスUネック」。実際に着てみるとフィット感が高く、着用していてもゴワつきがない。また、窮屈な感じもないので動きやすい。サイズはM〜LLサイズを展開。筆者は基本的にSサイズだが、Mサイズでももたついたり、大きく感じたりすることはなかった。
首元に縫い目のないシームレス加工で、重ね着しても浮いたり型が透けたりしない。薄手タイプのため、秋から春の長いシーズンで活躍するだろう。カラーはホワイト、ピンク、ワイン、ブラックの4色展開となっている。
もちろん洗濯もOK。ほかの衣類と同じように洗濯しているが、現在のところ縮みや伸びといった大きな変化は見られない。ただし、柔らかい素材で引っ張りすぎると伸びてしまう可能性があるため、注意が必要だ。
「8分袖襟シームレスUネック」はシリーズの中でも、使いやすいモデルとして、暖かさレベルは低いタイプとなっている。しかし、実際に着てみるとほんのり暖かく、トレーナーやTシャツ1枚では寒く感じるシーンにはぴったりだ。また重ね着してもシルエットがきれいなのもうれしい。
■「メリノウール」とは質感が異なる
今年新たに発売された「シン・ホッとするインナー」と、これまでのインナーの大きな違いは生地感にある。昨年までワークマンでは、冬のレディースインナーといえばメリノウールのみ。フワフワした素材感で、温かみがある着心地が特徴だ。一方、「シン・ホッとするインナー」はサラッとした肌触りで、メリノウールに比べて軽やかな印象がある。
メリノウールは天然素材のため、肌の弱い人は少しチクチクすることもあるが、使っているうちに生地がさらに柔らかくなっていく。着心地の好みは人それぞれなので、店頭で確認してから選ぶのがよいだろう。