ワークマンから2024年秋冬の新作として登場した「トレックシューズエンリル」。ローカットでタウンユースでも履きやすいと話題になっている。

 ブラックとメサグレーの2色展開で、自身のスタイルに合わせてカラーを選べる。また、防水性能の高さや、登山用としても手に取りやすい価格が注目を集めている。

 今回は、実際に履いてみてわかった「トレックシューズエンリル」の魅力と注意点を紹介しよう。

■幅が広く、クッション性も高くて履きやすい「トレックシューズエンリル」

ワイズの表記はないが、日本人に合うような幅広タイプで履きやすい

 履いてみた第一印象は、クッション性が高くて履き心地がいいということ。全体的に厚底で、かかと部の厚さは3cm程度ある。歩行時に違和感を感じることはなく、クッション性の高さを実感できる。

 ソール全体はスニーカーより硬い印象だが、本格的な登山靴よりは柔らかい。これらの特徴からタウンユースでも疲れることなく歩けるのが魅力的だ。

ソールは適度に曲がり、歩きやすい

 軽いトレッキングであれば自宅から履いていけるため、途中で履き替える煩わしさもなく、荷物の軽減につながる。

■実際に「トレックシューズエンリル」を履いて低山を歩いてみた

 あまり天気はよくなかったが、雨の使用感も知りたかったので早速「トレックシューズエンリル」を履いて近所の低山へ出かけた。

ワークマンの「トレックシューズエンリル」を履いて、近所の低山ハイクへ行ってみた!

 「トレックシューズエンリル」は登山靴と比べると驚くほど軽い。筆者は28.0cmを購入したが、片側で約400gほど。そのためか、足の運びがいつもよりスムーズに感じる。

 つま先もほどよく曲がるので、段差や階段もスムーズに登れる。かなり歩きやすく、約1時間のトレッキングでも足の疲れは感じなかった。

 ソールにも柔軟性があり歩きやすい。グリップもよく、岩場やガレ場など不安定な足場が多いような登山でなければ十分と思えるほどだ。これが3,500円で購入できるとは、ワークマン恐るべしである。

湿った地面でもしっかりグリップしてくれるワークマンの「トレックシューズエンリル」

 この日はそのまま買い物などにも出かけて1日履いて過ごしたが、街中でもスニーカーと変わらず歩きやすい。カラーも落ち着いていてデザイン性も高く、どんなスタイルにも合わせやすい。